【特別区】面接対策!よくある質問も一部公開!(2024年度受験者向け)

面接対策

特別区の面接は、他の公務員試験の面接とは異なる部分が多いため、通常の面接対策のみでは十分とは言えません。
例えば、一般的な市役所などの面接では求められない「3分間プレゼンテーション」が特別区Ⅰ類では求められるなど、特別区に特化した対策が不可欠となります。

また、特別区の配点は完全非公開とされていますが、これまでの過去の合格者の傾向から面接の配点は高いと言われており、面接の出来が合否に大きく関わります。
通常の面接対策がバッチリという方でも、特別区は全く別物であることを理解し、しっかりと「特別区の面接対策」を行わなければなりません。

そこで今回は、実際の合格者の体験談を踏まえて、特別区の面接対策について徹底解説します!

採用までの流れ

まずは、特別区の採用までの流れを確認しておきましょう。

(1)受験申込み
(2)1次試験(筆記試験)
(3)2次試験(面接試験)※通称:人事委員会面接
(4)各区ごとの採用試験(面接試験など)※通称:区面接
(5)採用

特別区の面接は、一般に2次の面接試験が「人事委員会面接」、各区ごとの面接試験が「区面接」と呼ばれており、特別区職員として働くためには、どちらの面接試験にも合格しなければなりません。

今回は、1回目の面接試験である人事委員会面接について解説していきますが、人事委員会面接の対策をしっかり行えば、次の区面接対策にも活かすことができるので、まずはこの部分をしっかり固めていってください。

面接試験の概要

会場

特別区の面接は、例年「大田区産業プラザPiO」というイベントホールで行われ、ホールの1階「大展示ホール」が面接会場となっています。
一般的な市役所などの面接は本庁舎の会議室等で行われる場合がほとんどなので、これは特別区ならではの特徴ですね。

pio-otaku-hall
1F大展示ホール
引用:大田区産業プラザPiO

この体育館のような広い場所で、一斉に面接が行われます。
当日は、画像のようなセッティングではなく、数十個のパーテーションで区切られた個室空間となり、それぞれの部屋で面接をすることになります。

パーテーションで区切られた個室のイメージ画像は、以下のとおりです。

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引用:エイトレント株式会社

この簡易的な個室で面接をするというのも、一般的な市役所などとは異なる部分ですね。
当日も画像のように個室に扉はついておらず、そのまま出入りする形になっています。

パーテーションで区切られただけのスペースであり、天井が吹き抜けとなっていることもあり、他のブースの受験生や面接官の声が聞こえてしまうことがあります。
他の人の声が気になるところではありますが、しっかり集中し、周りの雑音に負けないハキハキとした大きな声で話すことを意識しましょう。

また、アクセスについては以下のとおりです。

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アクセス
引用:大田区産業プラザPiO

京浜急行「京急蒲田駅」より徒歩3分、もしくは、JR京浜東北線・東急池上・多摩川線「蒲田駅」より徒歩13分となっています。
面接当日に迷わないよう、事前に会場までの道のりをチェックしておきましょう。

日程

2024年度の面接日程は以下のとおりです。

採用区分2次試験の面接日程
Ⅰ類7月8日(月)~7月18日(木)の間で指定された1日
Ⅲ類10月31日(木)、11月1日(金)のうち指定された1日
経験者10月26日(土)、27日(日)、11月2日(土)、3日(日)、4日(月)のうち指定された1日
氷河期11月4日(月)
障害者10月28日(月)、29日(火)、10月30日(水)のうち指定された1日

受験案内にも記載があるとおり、2次試験は指定された日程や面接開始時間の変更はできません。
社会人などで予定の調整が容易ではない人は、今のうちにスケジュールをおさえておきましょう(仕事都合の日程変更もできません)

また、面接開始時間は人によって異なり、朝早い人もいれば、夕方遅い時間に指定される人もいるので、丸一日予定を空けておく必要があります。
1次選考の合格通知が届くまでは詳しい日時は分からないので、ギリギリで都合がつかないということにならないよう、しっかりスケジュールを確保してくださいね。

形式・時間

2次試験は、面接官3人と受験生1人の個別面接形式で、面接時間は30分間(経験者採用のみ40分間)です。
区面接ではグループワークなどがある区もありますが、2次試験は全受験生共通で個別面接のみとなります。

他の公務員試験などで面接を受けたことがある人は、「いざやってみると、あっという間だった」という感想を持つ人も多いと思いますが、特別区はたっぷり時間があるのでそうもいきません。
Ⅰ類の場合は冒頭に3分プレゼンがあるので、面接のやり取り自体は実質25分程度となるかと思いますが、それでも短くはありませんね。

様々な質問を深掘りされる時間があるからこそ、しっかりとした特別区向けの面接対策が必要であると言えるでしょう。

当日の流れ

2次試験を受ける受験生の数はとても多いので、数十個あるブースに振り分けて同時に面接するような形になります。
具体的な流れは以下のとおりです。

(1)受付する
(2)控室で待機する
(3)会場(ブース)へ移動する
(4)面接スタート

受付については、かなり早め(1時間前など)に行ってしまうとまだ入れない場合があるので、30分前程度にとどめておくことをおすすめします。

また、控室では、面接開始時間ごとにグループ分けされており、自分のグループが呼ばれるまで控室で待機することになります。
自分のグループが呼ばれたら、面接ブースのある大展示ホールに移動開始です。
一般的な市役所などの面接は一人ずつ呼ばれることが多いので、グループごとに呼ばれる点は特別区ならではですね。

ホールに移動後は自分のブースの前で待機し、開始のアナウンスが流れたら面接室に入室します。
入室後は面接官の指示に従って面接を受け、終了の声掛けをされたら退出して終了です。

面接形式の特徴

面接官について

特別区の面接官3人は各区の管理職が担当します。

江戸川区は専願方式を採用しているので、江戸川区を第1希望区として提出している場合には、江戸川区職員が面接官となります。

その他の区については、希望区の職員がいるとは限りませんが、経験者採用では第1希望区の管理職がいることが確認されています。
このことから、Ⅰ類などその他の採用区分にも第1希望区の管理職がいる可能性は十分に考えられるので、そのつもりで面接に挑むようにしましょう。

また、一般的な公務員試験では人事課の管理職が面接官となることが多いですが、特別区の場合は面接ブースが多いので、人事課以外の管理職も混ざっています。
普段は様々な課に配属されている人たちなので、例えば挑戦したい仕事について話す際などに、特定の部署の専門的な話をしすぎるのは控えた方が良いでしょう。
どの部署の面接官にも分かりやすく伝えることを心がけてください。

ブースについて

面接会場では、何人もの受験生が同時に面接を受けており、ブースごとに違う面接官が担当しています。
様々な面接官が担当することで、質問の内容や面接の進め方もブースごとに変わるため、多くの質問を想定してしっかりと答えられる準備をしておかなければなりません。

また、面接官は、頷いてくれるやわらかいタイプの人もいれば、終始しかめっ面で話しにくいタイプの人もいます。
私が指導してきた受験生の中には、いわゆる「圧迫面接」をされた人もいますね。
どのタイプの面接官がいるブースに当たるかは完全に運なので、日頃からどのような相手でもしっかり受け答えできるようにしておくべきと言えるでしょう。

そこで大切なのが、模擬面接です。
どのタイプの面接官に当たっても冷静に話せるようにするためには、実践を積むことが何よりも大切です。
一人で話すことと、目の前に人がいる状態で話すことは別物なので、ぜひ何度か模擬面接を受けて練習することをオススメします。

ちなみに、インターネット上で模擬面接について検索すると、安価にサービスを提供しているところもありますが、実績や素性の分からない個人がやっているようなところは避けた方が良いでしょう。

なるべく予備校で模擬面接を受け、経験が豊富な人からの客観的な評価を得るようにしてくださいね。

面接対策で大切なポイント

特別区の面接対策においては、いくつかポイントをおさえなければなりません。
今回は、大切なポイントを3つに絞って紹介します。

回答を事前に準備する

あらゆる面接試験において、ぶっつけ本番で挑む人はほとんどいないのではないでしょうか。
それはあなた以外の多くの受験生もそうで、皆面接までに回答を準備してきているのです。
そのような中で、自分だけ何も準備しないというのは明らかに不利と言わざるを得ません。

他の受験生に遅れを取らないために、本番当日に焦らず回答するためにも、面接質問の回答を事前に準備することはとても大切です。

実際の面接では予想外の質問がくることもありますが、しっかり準備している受験生からみれば、そのような質問はごく少数にとどまります。
予想外の質問をできるだけ減らすためにも、様々な質問に対する回答を用意しておくことは有効な対策となります。

後述する「よくある質問」「模範解答」を参考に、自分なりの回答を作っていきましょう。

一貫した回答をする

受験生を指導していると、「面接カードに書いていることと言っていることが違う」「先ほどの回答と矛盾している」という現象が意外とよく起こります。
これは、面接カードに書いている内容と違うことをあえて話したり、模範解答をそのまま流用したりしている受験生に多いですね。

面接カードは、あなたが一番主張したいことやアピールしたいことを記載する書類なので、書いた内容と違うことを話すと面接官は混乱してしまいます。
そのため、原則、面接カードの内容に沿って回答することを意識し、それ以外の回答についても矛盾した内容とならないように注意してください。

また、模範解答を利用すること自体は問題ありませんが、丸っきりそのまま流用することはオススメしません。
受験生ごとに人生経験は異なるので、模範解答は参考程度に留めて、必ず自分の経験に当てはめた回答に修正しましょう。

面接官は、短い時間の中であなたという人物がどのような人なのかを見定めているので、一貫した回答で信頼性を担保することが大切です。

模擬面接をする

「面接が大の得意!」という人はこの限りではありませんが、得意ではないという受験生の方が圧倒的に多数派だと思います。

普段はうまく話せるのに、面接官を目の前にすると緊張でうまく話せないという人はとても多く、これは模擬面接を何度か受けて場数を踏むことで解消していくしかありません。

また、自分ではうまく話せているつもりでも、客観的に見るとそうではないという人も少なくありません。
説明が長い人・短かすぎる人、話し方に独特の癖がある人など様々いますが、いずれも指摘を受けないと気づかない受験生がほとんどです。

面接で高得点を得るためには、話す内容もそれ以外の細かいところの完成度も上げていかなければなりません。
そうした総合的な完成度を高めるためにも、模擬面接は有効な手段と言えます。

面接対策の流れ

ここからは、特別区Ⅰ類における具体的な面接対策の流れについて紹介します。
様々なやり方があると思いますが、基本的には以下の順番で行うことをオススメします。

(1)自己分析をする
(2)自治体研究をする
(3)面接カードを作成する
(4)3分プレゼンの原稿を作成する
(5)面接質問の回答を作成する
(6)面接練習をする

(1)自己分析をする

自己分析をしないことには、面接カードを作ることも3分プレゼンの原稿を作ることもできないので、面接対策において最初に取り組むべきことは自己分析です。
年明けからは筆記試験の追い込みの時期となり、時間をかけて自己分析をする余裕はないので、受験をする前年の11~12月頃までには内容を固めておけると良いでしょう。

自己分析では、自分の長所や短所、特性などについて具体的な体験談を思い起こし、自己PRにつながるものをあぶり出していきます。

学生の場合、学業やサークル、アルバイトなどが主なエピソードだと思うので、それらの経験からどのようなことを学んだのかなどについて書き出していきます。
社会人の場合は、業務内容についても整理し、どのような経験を積んできたのか、特別区への転職理由などについて分かりやすく説明できるようにしておきましょう。

また、特別区の職員を目指す上では、特別区の求める人材像についても理解しておく必要があります。

特別区は「自ら考え行動する人材」を求めています。

人の思いを理解し、誠実に[聴く]
そうして、自分のことのようにまっすぐ向き合う人。

向上心を持って、自ら[学ぶ]
そうして、自分をみがき、人として成長していく人。

想像力、そして創造力豊かに、人々が笑顔になるための方法を[考える]
そうして、「私は、こう考えます」とポジティブに表現できる人。

チャレンジする気持ちを忘れず、周りに働きかけて[行動する]
そうして、チームの中で自分の役割を果たしていく人。

引用:特別区人事委員会

自分の経験の中で、「自ら考え行動した経験」を思い出し、特別区の求める人材像にマッチしている人物であることをアピールできるようにしておきましょう。

自己分析はすぐ終わるような気がするかもしれませんが、過去の受験生たちを見ていると、結構時間がかかっている人が多い印象があります。
そのため、自己分析に時間がかかりそうな人は、もう少し早い段階から始めても良いかもしれません。

(2)自治体研究をする

自治体研究は、11~12月頃には少しずつスタートして特別区への理解を深め、1月には面接カードや3分プレゼンにある程度落とし込める状態にしておくことをオススメします。
年が明けてから面接まで半年以上あるので、この時点では完璧な研究ではなくても大丈夫です。
各区のHPの閲覧や説明会への参加、街歩きなどを通して、特別区の特徴や取組などに焦点を当てて調べていきましょう。

なお、特別区の取組や政策については下記の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

自治体研究ができていないと、志望動機や挑戦したい仕事などについて説得力のある説明をすることができません。
特に志望動機は一番重要なところなので、しっかりと研究をして、なぜ特別区でなければならないのかを論理的に説明できるようにしておきましょう。

(3)面接カードを作成する

特別区の面接は面接カードに沿って行われるため、完成度の高い内容に仕上げておく必要があります。

面接カードの申込受付期間は3月上旬~下旬となっているので、1月には作成し始め、3月頭までに完成させておくことをオススメします。

なお、面接カードの書き方や合格者の記入例については、下記の記事で徹底解説しています。

面接カードの作成についても、思っていたより時間がかかったという受験生が多い印象を受けます。
受験申込み時に提出しなければならないことも考慮し、できるだけ早めに取り掛かり、遅くとも3月中旬(申込期間の中頃)までには提出できるようにしておきましょう。

また、面接カードの質問項目1は3分プレゼンと連動する内容となるので、同時に3分プレゼンの骨組みも作っておくと良いでしょう。

(4)3分プレゼンの原稿を作成する

3分プレゼンの原稿は4月末(1次試験終了後)~5月上旬までには完成させ、そこからはプレゼンの練習に入ると良いでしょう。
1次試験が終わった後は、本格的な面接対策に入っていきます。

3分プレゼンの内容は、以下のとおりです。

【項目1】あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。(250字以内)※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしていただきます。

質問項目にもあるとおり、3分プレゼンでは、特別区で挑戦したい仕事、強み、志望動機の3つについて3分でプレゼンしなければなりません。
詳しくは3分プレゼン対策の記事でも紹介しますが、なんとなく話す内容を考えておくだけでは不十分なので、必ず原稿を作り、何度も練習しましょう。
原稿は、3つをそれぞれ300字程度にすると、ちょうど3分程度におさまります。

(5)面接質問の回答を作成する

面接質問への回答作成は、3分プレゼンの原稿作成と同時期である4月末(1次試験終了後)~5月上旬までには完成させ、話す練習に入るのが良いでしょう。

面接対策の核になるのは、「予想される質問を把握し、自分なりの解答を練ること」です。
多くの人はあらかじめ解答を練っており、大学で私が指導している上位合格者もそのように対策してきました。

ここで、特別区Ⅰ類専用の模範解答集として、コチラを紹介したいと思います。

上記の模範解答集は、過去に人事委員会面接で聞かれた頻出質問を網羅しており、特別区Ⅰ類採用に完全特化したものとなります。
各質問ごとに上位合格者の模範解答とワンポイントアドバイスを掲載しているので、回答の方向性を掴むのに最適です。
経験者採用や氷河期採用には対応していませんが、Ⅰ類採用での上位合格を目指すのなら最早必携だと言えるでしょう。

模範解答集を使わないという選択肢もあるかもしれませんが、短期間で面接対策を行いたい受験生にとっては、その他の対策に時間を使えるようになり、とても有効な対策法だと思います。

特別区は面接の配点が高いと言われていますから、模範解答集を使って確実な合格を目指すことをオススメします。

また、模範解答ではなく面接質問のみが知りたい場合には、コチラがオススメです。

(6)面接練習をする

面接練習は5月頃から少しずつスタートさせると良いでしょう。

まずは、作成した面接質問の回答を1人で声に出す練習をし、慣れてきたら模擬面接を受けてみることをオススメします。
いきなり模擬面接を受けてもうまくいく人はほとんどいないので、意味のある模擬面接をするためにも、初めのうちは個人で練習をした方が良いですね。
最初は原稿を読みながら、相手に分かりやすく話すことを意識しましょう。

模擬面接を受ける段階に入ったら、録音や録画で面接時の様子を残しておくことをオススメします。
後で聞き返し(見返し)たときに、模擬面接官から指摘されたことの意味がより分かるようになるからです。
自分では気づかない話し方の癖なども客観的に確認することができるので、ぜひ記録に残して次の模擬面接に活かしてください。

6月中旬には1次試験の合否が発表されるので、それまでひたすら面接練習を続けていきましょう。
面接直前に入ったら、一度は本番を想定した服装等で臨んでみると良いですね。

ちなみに、インターネット上で模擬面接について検索すると、安価にサービスを提供しているところもありますが、実績や素性の分からない個人がやっているようなところは避けた方が良いでしょう。

よくある質問

特別区の面接でよくある質問は大きく分けて3つあるので、これらの質問を想定した上で、面接質問への回答作成を進めましょう。

具体性を問う質問

具体性を問う質問とは、受験生の回答に対してさらに突っ込んでくる質問のことです。
「なぜ?(理由)」「どのように?(方法)」などが代表例ですね。

例えば、自己PRの場面などで「○○部で優勝することができました」と回答した後に、「なぜ優勝できたのか?」「あなたはどのように貢献したのか?」「その経験でどのような学びを得たか?」などの質問を追加でされることがあります。

こうした問いに対してもしっかりと準備をしていなければ、うまく答えることができず、説得力に欠けると判断されてしまうでしょう。

これは、面接カードに記載されている内容について詳しく聞いてくることもあれば、口頭で回答したことについて突っ込んでくることもあるので、あらゆる回答を具体的に説明できるようにしておかなければなりません。

1つの質問に対して1つの回答を準備するだけでは不十分なので、その回答から突っ込まれるであろう想定質問もセットで考えていくようにしましょう。

特別区に関する質問

受験先の自治体に関する質問は、他の自治体の面接でも行われていますが、特別区の場合は面接時間が長いため、その追究はより厳しいように感じます。

特別区に関する質問として代表的なものは、以下のものがあります。

【特別区全般に関する質問】
・特別区内でよく行く場所はどこか?
・合同説明会で最も印象に残っていることは何か?
・区役所に行った感想を教えてほしい
・特別区と地元の市を比較するとどのような違いがあるか?
・特別区の魅力は何か?

【特別区の取組・政策に関する質問】
・特別区の取組で関心を持っているものはあるか?
・なぜその取組に関心を持つようになったのか?
・挑戦したい仕事以外の分野で関心のある取組はあるか?
・特別区の課題は何だと思うか?
・希望区の取組で良いと思ったものはあるか?

特別区に関する質問について問題なく答えられる受験生は、志望度が高いと判断できるため、これが答えられないと本気度が低いと判断されてしまうでしょう。

特に取組や政策について、インターネット上では「細かい取組の内容までは聞かれない」という情報もありますが、実際に面接で聞かれているのは事実なので、準備をしなくて良いという考え方は誤りだと言えます。
希望区のことについて問われることもあるので、甘い言葉を鵜呑みにせずに、事前にしっかりと下調べをしておきましょう。

「特別区」は、他の「○○市」などとは異なり、23区が集まった集合体です。
23区全体で抱える課題など共通する部分もありますが、「○○区」に焦点を当てると、それぞれの区で異なる取組を実施しています。
全ての取組や政策を把握する必要はありませんが、自分の挑戦したい仕事に関わる取組などについてはしっかり調べておきましょう。

なお、特別区の取組や政策については下記の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

また、この質問についても具体性を問われるので、単に調べて終わるのではなく、その先の質問を想定しながら調査することをオススメします。

「他には?」質問

特別区は面接時間に余裕があることもあり、他の自治体とは違ってその他の回答を要求されやすいという特徴があります。
例えば、「今述べたこと以外に長所はあるか?」「面接カードに書いてあること以外で他にエピソードはあるか?」という風に、別の回答を求められるんですね。

全ての受験生が必ず問われるわけではありませんが、実際にこれまで私が指導してきた多くの受験生が「他には?」という質問をされています。
このことから、1つの質問に対して1つの回答を準備するだけでは不十分と言わざるを得ないので、いくつかの回答を準備しておくようにしましょう。
理想的には、3つは準備しておくのがオススメですが、難しければ最低でも2つは用意しておきたいところです。

究極の面接対策

これまで述べてきたように、特別区の質問は他の自治体とは傾向が異なることから、そこでの回答も様々なものが有り得るでしょう。

既に解説したように、特別区の面接は面接カードに沿って行われます。
その面接カードの内容が千差万別である以上、答えるべき内容も千差万別になるのが自然なのです。

だとしたら、今後行うべきベストな面接対策とは何なのか?
それは、「予想される質問を把握し、自分なりの解答を練ること」です。

瞬間的に良い解答が出てくる人は少数派で、多くの人はあらかじめ解答を練っており、大学で私が指導している上位合格者もそのように対策してきました。

また、解答を練る作業を通じて自己分析が進み、その結果自己PRや志望動機がより良いものになるという効果も見込めます。
模範解答に完全依存している受験生の不合格率が高いのは、この辺りが原因だと考えられます。

つまり、解答を練る作業を行っていないために自己分析が不十分であり、その結果、面接での説得力を欠いているのです。

そうならないためにも、過去の特別区受験生が聞かれた質問を徹底的に分析し、自分なりの解答を練り上げることが最重要です。
模範解答を参考にしながらも、しっかり自分の言葉で語ることで、あなたの最終合格はより確実なものとなるでしょう。

特別区用の密な面接対策をする

今回は、特別区の2次試験(面接)対策方法について解説をしました。

ここまで読み進めてくれたあなたは、

「特別区に絶対入りたい!」
「今までの努力をムダにしたくない!」
「家族を安心させたい!」

そんな気持ちを抱いているのではないでしょうか?
元受験生として、私にはその気持ちが痛いほど分かります。

私も受験生時代は「長い間一生懸命に勉強をしてきたのに、面接でダメだったらどうしよう…」「もう1年頑張るなんて考えられない…」そんな気持ちをずっと抱いていました。

当時、面接の情報はほとんど世に出ておらず、手探りで面接対策を進めていました。
運良く最終合格することはできましたが、今振り返ると、もっと効率的に対策を進めることができたように思います。

配点こそ公表はされていませんが、多くの識者が「特別区は面接の配点が大きい」と指摘しています。
面接の配点が高いということは、逆に言えば、面接対策を万全にしておけば筆記試験でのミスを挽回することができるかもしれないということです。
実際に、私自身も面接で逆転合格を果たす受験生を数多く見てきました。

たとえ筆記試験の手応えがなかったとしても、他の受験生たちよりも早く入念な面接対策をすることで、合格を勝ち取ることはできるのです。

面接対策は11~12月頃にはスタートし、7月の試験本番まで対策が続くことを考えると、かなり時間のかかる作業です。
1次試験の勉強と並行しながら作成することになるので、やはり早めの行動がカギとなることは言うまでもありません。

この記事を参考に密な面接対策を進め、余裕を持って試験対策が進められるようにしていきましょう。

あなたが最終合格を獲得し、特別区職員として働けることを心から願っています。
どうか最後まで頑張ってくださいね。