自己紹介
はじめまして、特別区攻略ゼミナールです。
まずは簡単な自己紹介をさせてください。
私は大学を卒業後、新卒で特別区に最終合格し、S区に入庁しました。
といっても、最終合格の席次は後ろから数えたほうが早いくらいで、あまり良いものではありませんでした。
そんな席次だったので、第一希望区だったS区から区面接の連絡が来たときには、とても驚いたことをよく覚えています。
熱意だけしかなかったので、必死でそれを伝えた結果、運良く内定!
嬉しさよりは、ホッとしたのが正直なところでした。
念願叶って入庁したS区での仕事はとても充実したものでした。
時には窓口で区民から怒鳴られ、泣きそうになったこともあります。
ですが、そんな時は課の上司や先輩、同期がいつもフォローしてくれました。
要領が悪く物覚えも良くない私でもしっかり働くことができたのは、周囲のサポートがあったおかげです。
人には本当に恵まれましたね。
特別区を退職、大学職員の道へ
さて、S区で働く傍ら、私は大学時代のゼミなどで、OBとして後輩の公務員試験のサポートをするようになりました。
自分はデキの良い受験生ではなかったので、素晴らしい指導はできないかもしれない。
でも、自分が苦労したことや役立ったことを伝えることが彼らの役に立つならと思い、活動を続けました。
そして、多くの後輩たちが特別区に合格していく中で、私はあることを考えるようになりました。
「もしかしたら自分は、こういうキャリア支援が向いているんじゃないか?」
「就職活動に苦労した自分だからこそ、それに悩む学生をサポート出来るかもしれない」
そんな気持ちから、大学職員への転職を考えるようになりました。
といっても、S区での仕事にもやりがいを感じていたので、本当に悩みました。
もしかしたら、人生で一番悩んだ瞬間だったかもしれません。
ですが、自分の気持ちに嘘はつけませんでした。
人生は一回きり。自分の気持ちに素直になろう。
そんな気持ちから、働きながら大学職員への転職活動を進めていきました。
都内の大学を中心に片っ端から受けた結果、とある都内の私立大学から内定を獲得。
残念ながら母校で働くことは叶いませんでしたが、それでも大学職員として働けることをとても嬉しく思いました。
お世話になった課長に辞職したいと伝えるときは、本当に心苦しかったです…。
最初はとても驚いていた課長でしたが、最終的には私の転職を前向きに受け止めてくれました。
しかも、完全に私のワガママで辞めるにもかかわらず、課のみんなが送別会を開いてくれることに。
その温かさに、不覚にも送別会の挨拶で泣いてしまったのはいい思い出です。
そこからは一貫して大学のキャリアセンターで働いています。
と言っても、キャリアセンターの中では、様々な分野を担当してきました。
公務員を目指す学生さん以外にも、民間就職を目指す人や、海外留学を希望する人のサポートに携わることも。
ただし、こんな風にキャリアセンターでずっと勤務している人はかなり珍しいのだとか。
職場の先輩からは「ここまで異動がないのは超レアケースだよ」と言われたこともあります。
もしかしたら、公務員から民間企業(大学ではありますが)に転職した私の経験を買ってくれてるのかもしれません(勝手な推測ですが(笑))。
キャリアセンターの仕事の中でもとくに力を入れてきたのが、特別区を目指す学生さんへのサポートです。
教養試験や専門試験の攻略方法、論文対策の重要性、面接で聞かれやすい質問と回答で注意すべきことなど、受験生のときに大切にしていたことを伝えています。
また、論文の添削や3分プレゼンの指導、模擬面接なども担当。
キャリアセンター以外にも、母校のゼミでのサポートも続けており、大勢の特別区合格を見届けてきました。
特別区に特化したサポート
こういった経験を活かして、より多くの受験生をサポートしたい。
そんな気持ちから特別区攻略ゼミナールを立ち上げ、おかげさまで12年目を迎えることができました。
最初は「特別区」にこだわらずに、公務員試験全般を扱うことも考えました。
しかし、元特別区職員という立場や、これまでのサポート経験の多くが特別区であることを踏まえると、テーマを絞り込んだほうが、結果として多くの受験生のためになると判断。
特別区のことだけをテーマに、狭く深い内容を届けようと決意しました。
そのため、特別区攻略ゼミナール(略して「特ゼミ」)では、国家総合職や東京都庁など、特別区受験生にあまり関係のない試験種については情報発信を行っておりません。
もしかしたら、「どの試験種を受験しようか迷っていて…」という方に向けて特別区以外の試験種にも触れるかもしれませんが、大々的に扱うことはないと思います。
ただし、特ゼミは特別区のサポートには自信があります。
受験生として体験したことと、長年の受験サポートの経験を活かして、特別区の合格を目指す全ての受験生を支えたい。
この気持ちを大切にしながら運営をしていきますので、受験生の皆さん、これからよろしくお願いします!