江戸川区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!
(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)
基本情報
基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。
順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。
●面積 | 49.09k㎡ | 4位 |
●世帯数 ※1 | 355,495世帯 | 5位 |
●人口 ※1 | 690,476人 | 5位 |
・うち高齢人口 ※1 | 146,871人 | 5位 |
・高齢人口率 ※1 | 21.3% | 8位 |
・うち外国人人口 ※1 | 38,446人 | 3位 |
・外国人人口率 ※1 | 5.6% | 15位 |
・昼間人口 ※2 | 519,824人 | 12位 |
・夜間人口 ※2 | 697,932人 | 4位 |
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 | 0.74倍 | 22位 |
●予算 ※4 | 4,554億円 | 5位 |
●職員数 | 約3,640人 | 5位 |
※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。
基本構想
1 自立した個人
今後、高度情報化やソフト化・サービス化などが進み、価値観やライフスタイルもさらに多様化していきます。
そのような時代にいっそう求められるのは、区民一人ひとりが、生涯をとおして学び、自らの人格を高め、生きる知恵を身につけることです。
そのような生き方をとおして、豊かな個性を発揮できるたくましさとやさしさをもった、バランス感覚のある「自立」した個人が多く育っていくことができます。
そのような個人の力を発揮でき、活力あふれる、ともに生きる地域社会を築いていくことが重要です。
2 つながりと信頼
高度情報化や科学技術の進歩などにより社会が便利になっても、「人と人が信頼しあい支えあう」ということが何より大切です。
自らの幸せを求めるだけでなく、他者を思いやり、その幸せを願うとともに、お互いの個性を尊重し、活かしあうという気持ちがこれまで以上に大切です。
家庭のきずなを基本とし、区民一人ひとりがつながりと信頼をもち、互いに助けあい、地域社会に貢献することが大切です。
江戸川区は、町会や自治会、サークル、ボランティアなどの地域における活動が活発です。今後の新しい時代のなかで、区民と区がパートナーとなり、更にあたたかみのある、安心できる地域社会を築いていくことが重要です。
3 地球人としての発想
地球環境は、生きとし生けるものにとって共有のかけがえのないものです。
江戸川区においても、地球環境に対する責任を自覚し、区民自らの知恵と行動により環境への負荷を減らし、この豊かな地球環境を次世代へと引き継いでいかなければなりません。
区民一人ひとりが世界へ目を広げて、国籍や文化の違いをこえ、世界の人々との交流を深め、互いに理解しあい、地球とともに生きるという「地球人」としての発想をもつことが大切です。
そして、さまざまな情報が、地球規模で収集・発信され一体化が進むなかで、日本だけでなく世界の知恵に学ぶとともに、江戸川区の知恵を世界に発信していき、区民参加による創造的な活動を展開することが重要です。
※江戸川区HPより引用
主要課題
(1)財政上の課題
歳入の約35%を特別区財政調整交付金に依存しており、自主財源の確保が課題です。
また、歳出面では、福祉・子育て施策などの経費が予算の半分以上を占めています。
健全財政を堅持するため、施策の見直しなどに継続して取り組み、将来世代に負担を先送りしない財政運営を進めています。
また、平成27年度には、財政の「数値化」「見える化」「わかる化」を目指し、23区初の複式簿記による企業会計に準じた公会計制度を導入しました。
(2)防災上の課題
三方を川と海に囲まれ、陸域の7割が満潮位以下という低地帯のため、水害対策が課題です。
特に大規模水害に対しては、自治体の境界を越えた広域避難の実施に踏み切るため、低地帯に位置する江東5区で協議を重ねています。
また、令和元(2019)年に「江戸川区水害ハザードマップ」を更新し、円滑な避難に向けた調整及び住民への周知に力を注いでいます。
(3)新庁舎の建設・大型公共施設の再編・整備
現庁舎は、建設から60年近く経過しており移転を計画しています。
新庁舎建設を契機に「来庁せずに手続きが行える区役所」の実現に向けて、窓口のあり方や仕事の進め方などの見直しも進めています。
また、老朽化により更新時期を迎える大型公共施設の更新・再編も喫緊の課題です。
いずれも、将来あるべき姿を見据えて総合的に進めていきます。
○地方都市との交流
従来からの友好都市である長野県安曇野市、山形県鶴岡市に加え、令和2(2020)年8月に新たに新潟県南魚沼市と盟約を結びました。
区内最大のまつり「江戸川区民まつり」では、交流のある自治体も参加するなど、様々な取組みを通じて交流を深め、相互の地域発展を目指しています。
※特別区職員ハンドブックより引用
将来展望
江戸川区の人口はこれまで増加を続けてきましたが、今後は減少局面に転じ、少子高齢化も一層進むと予想されます。
一方で、外国籍住民は年々増加し、社会構造はより多様化していくと考えられます。
そのような時代の中、年齢や国籍、障害の有無、性自認・性的指向などに関わらず、「誰もが安心して自分らしく暮らせるまち」すなわち「共生社会」こそが真に求められる区の姿であると考え、その実現に向けて様々な施策を展開しています。
都内初の障害者スポーツ専担係によるパラスポーツの普及や地域共生社会構築の拠点「なごみの家」の整備など、先進的な取組みが評価され、令和元(2019)年には国より「先導的共生社会ホストタウン」に認定されました。
また、「誰一人取り残さない」ことを理念とするSDGsも、江戸川区が目指す「共生社会」と理念を同じくするものと捉え、様々な団体と連携しながらSDGs達成のための取組みを本格化させています。
今後も多くの課題が待ち受けますが、長年かけて培われてきた「地域力」を生かして、「共生社会の実現=SDGsの達成」を目指していきます。
※特別区職員ハンドブックより引用
求める人材
区民の幸せの実現に強い使命感と情熱をもつ人
現状に満足せず、積極果敢にチャレンジする人
人とのかかわりを大切にできる人
自らを高める努力を惜しまない人
※江戸川区HPより引用
面接カード内容
・受験番号
・氏名
・生年月日
・年齢
・性別
・現住所
・最終学歴
・自己PR①、②(仕事をしていく上で、あなたが果たせる役割をアピールしてください(得意なことなど))
・今後の抱負①、②(江戸川区職員として取組みたいこと)
・自己啓発①、②(ご自身を高めるために行っていること)
・ストレス解消法(具体的に)
・長所、短所
・頑張ってきたこと(小中高大などでの部活動や趣味等)
・座右の銘(その理由は)
・資格、免許等(①自動車運転免許(有・無)②その他免許等)
・職歴(アルバイトを含む)
・併願先(※現時点での併願先をすべて記入してください)
・親族状況(江戸川区の職員の方、江戸川区と関係のあるお仕事をされている方等(配属先の参考とするため))
最頻出質問と模範解答集
江戸川区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。
しかし、一方で「江戸川区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。
そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました。
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載。
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。
関連ニュース【随時更新】
特ゼミ厳選の江戸川区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。
※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします※
障害に応じた防災マニュアルの作成
①江戸川区は、障害のある人が迅速に避難できるように、防災マニュアルを新たに作成しました。
②マニュアルでは、障害に応じた具体的な対策や支援者向けの注意点が記されています。
③障害に応じた防災マニュアルの作成は、全国的にも新しい取組です。江戸川区障害者の防災マニュアルより引用
虐待対応へのAIの利活用
①江戸川区児童相談所「はあとポート」では、AIを活用した通話音声分析・モニタリングシステムを運用しており、電話相談の内容をリアルタイムで文字起こしして即座に共有できるようにしています。
②特定のキーワードが検出されるとアラートが発出され、虐待についての迅速な対応が可能となります。
③通話対応にあたる全職員分の約100台を配置し、虐待への対応スピードを劇的に高めています。報道発表より引用
窓口業務へのAIの導入
①江戸川区は介護保険や生活保護の窓口業務にAIを導入し、業務効率化と区民サービスの向上を目指しています。
②児童相談所でAIを導入し効果があったため、新たに39の窓口業務への取り入れを決定しました。
③導入により、約11万時間の業務効率化が見込まれ、区はその時間をより丁寧な相談対応に充てたいと考えています。NHKより引用
パラスポーツクラブえどがわ
①江戸川区は、障害児・障害者のスポーツ実施率向上を目指して、「パラスポーツクラブえどがわ」事業を行っています。
②この事業では、総合体育館やスポーツセンターなどの区立施設で、パラスポーツに関するプログラムを展開しています。
③障害児・障害者が継続的に運動できる教室事業を実施する事で、健康づくり・仲間づくり・生きがいづくりの場を提供する事を目指しています。パラスポーツクラブえどがわより引用
全国初の「メタバース区役所」開設
①江戸川区は全国で初めて「メタバース区役所」を開設。
②区役所で行う一部手続きがメタバース上で完結可能となりました。
③実証実験を重ねた後、5年後を目途に全ての課に同システムを広げていく計画です。
災害時「防災用カメラ」の設置
①江戸川区は、区内全域に防災用カメラを設置しています。
②これにより、災害時にリアルタイムでの迅速な情報収集が可能となります。
③プライバシーに配慮して、これらのカメラは災害時のみ起動させることになっています。災害時リアルタイムで情報収集より引用
※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。
隣接区との比較は必須
区面接では、江戸川区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。
それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。
最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、江戸川区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。