大田区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!
(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)
基本情報
基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。
順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。
●面積 | 61.86k㎡ | 1位 |
●世帯数 ※1 | 414,304世帯 | 2位 |
●人口 ※1 | 736,652人 | 3位 |
・うち高齢人口 ※1 | 164,236人 | 3位 |
・高齢人口率 ※1 | 22.3% | 6位 |
・うち外国人人口 ※1 | 29,202人 | 7位 |
・外国人人口率 ※1 | 4.0% | 18位 |
・昼間人口 ※2 | 703,426人 | 6位 |
・夜間人口 ※2 | 748,081人 | 3位 |
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 | 0.94倍 | 13位 |
●予算 ※4 | 4,906円 | 2位 |
●職員数 | 約4,250人 | 3位 |
※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。
基本構想・将来展望
基本理念
基本理念1 区民が自ら考え行動し、まちの未来を拓きます
区民が安定した暮らしを営み、個人として尊重されることを基本とし、区民としての誇りと責任を持ち、自らが考え、行動することで、大田区の未来をつくります。
基本理念2 安心と魅力をそなえた都市を次世代へと贈ります
区民の生活拠点として誰もが安心して暮らせるまちとするとともに、活力あふれる経済活動、多彩な交流が生まれる豊かなまちをつくり、次の世代へとつなげていきます。
基本理念3 人と人とのつながりが、優しいまちをつくります
地域を構成する様々な人々が、思いやりの心でつながり、共に支えあう優しさが広がるまちをつくります。
※ 基本構想に掲げる「区民」とは、大田区に住所を有する人、区内で働き、学ぶ人など、大田区に関わるすべての人をいいます。
将来像
地域力が区民の暮らしを支え、未来へ躍動する国際都市 おおた
社会環境が急速に変化し、価値観が多様化する時代を迎え、これからの大田区を支え、未来につなげていく源は、区民一人ひとりの力です。
この力を「地域力」として発揮し、区との連携を進めることで、誰もが暮らしやすいまちをつくります。
また、人・もの・技術を世界に送り出している大田区が、国際都市として都市と人々をつなぐ役割を積極的に担っていく姿を、大田区の将来像として掲げます。
基本目標
基本目標1 生涯を健やかに安心していきいきと暮らせるまち
少子・高齢社会を見据え、区民、団体、事業者がそれぞれの特性を発揮し、区が支援・コーディネートすることによって、区民の幸せな生活を守り、相互に理解、協力できる安心と支えあいのまちをつくります。
子どもたちを地域の宝として尊重し、産み育てやすい環境を整え、健やかな成長を見守ります。
あわせて、未来を支える子どものために良好な教育環境をつくります。
すべての区民の健康を支える仕組みづくりや、障がいなどのハンディキャップを有する区民への支援を行い、生きがいと学ぶ意欲を大切にすることによって、誰もが生涯を通じていきいきと過ごせるまちを実現します。
高齢者が住みなれた地域で、健康な心身を保ち尊厳を持って暮らせるまちをつくります。
基本目標2 まちの魅力と産業が世界に向けて輝く都市
これまで築き上げてきた都市環境や地域産業の蓄積を土台に、快適な暮らしと創造力あふれる産業が調和する豊かな都市空間を形成し、未来に向けて輝き続けるまちをつくります。
また、豊かな水辺環境、再拡張・国際化する羽田空港や、高度産業技術の集積などのまちの魅力によって、区内外から多数の来訪者が集まり、多彩な交流活動が行われる活力あるまちを実現します。
基本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち
地域は、区民一人ひとりによって構成され、支えられています。
人やまちへの思いやりの心と規範意識を持ち、一人ひとりの力を「地域力」として発揮し、人と地球に優しいまちをつくります。
区は、地域力を支え、さらに大きな力へと結びつける役割を積極的に担います。
※特別区職員ハンドブックより引用
主要課題
①近年、国内では地震や台風、集中豪雨など大規模自然災害が繰り返し発生し、大田区においても、令和元(2019)年台風第19号による大雨で一部地域の家屋が浸水するなど、大きな被害が発生しています。
田区はこれまでの災害から得た教訓を踏まえ、ハザードマップの改訂、水害時緊急避難場所の増設、倒れない・燃えないまちづくりの推進、区民との連携による地域防災力の強化を図ってきました。
併せて、感染症対策のための物品を避難所に配備するとともに、マニュアルの見直しをする等、総合的な防災力・災害対応力を強化する取組みを継続していきます。
②安心して子どもを産み、育てられる環境を整えるため、質の高い多様な保育サービス基盤の充実を図ります。
加えて、子どもたちの生きる権利や育つ権利を守るために、児童相談所の開設に向けた取組みも進めます。
また、小学校の学習指導要領の全面実施に伴い、小学校でプログラミング教育が始まりました。
今後、グローバル化やAIなどの技術革新が一層発展することを踏まえ、小・中学校におけるICT環境の整備をより一層促進していきます。
③国際拠点空港である羽田空港の沖合展開事業によって生じた羽田空港跡地第1ゾーンについては、区内産業の活性化はもとより日本全体の経済成長や国際競争力の強化に寄与する「新産業創造・発信拠点」の形成を進めています。
令和2(2020)年7月3日には第一期事業として公民連携により整備を進めている「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」が開業しました。
令和4(2022)年の全施設開業及び道路などの都市基盤施設の完成に向けて、今後も国、東京都や独立行政法人都市再生機構などの関係機関との連携を深め、着実に事業の推進に取り組んでいきます。
④生産年齢人口の減少が見込まれる中でも、的確な行政サービスを提供し、住民福祉の水準の維持及び向上を図っていくためには、既存の行政運営手法の枠を超えた取組みが必要です。
今後は、様々な分野における公民連携の推進、「新しい生活様式」を踏まえ、ICTやAI、テレワークを積極的に活用した働き方改革や生産性の向上を通して、持続可能な行政サービスの提供に取り組んでいきます。
※特別区職員ハンドブックより引用
求める人材
大田区は、平成20年10月、大田区基本構想を策定し、大田区のめざすべき姿「地域力が区民の暮らしを支え、未来へ躍動する国際都市 おおた」を提示し、今後のまちづくりの方向性を明らかにしました。
実現に向けて、意欲的に取り組む姿勢と高い専門性を備えた、少数精鋭の職員が求められています。
【求められる姿勢】
1 大田区を愛し、区民とともに、魅力あるまちを創ります。
地域は、その地域に関わる区民一人ひとりによって支えられており、この一人ひとりの力が地域力の源となっています。
大田区をさらに暮らしやすく、人々が集う魅力のあるまちにするため、地域と一丸となって、課題を解決していきます。
2 広く世界へ目を向け、「国際都市 おおた」をめざします。
羽田空港の国際化により、区内で暮らす外国人や区を来訪する外国人の増加が見込まれています。
「未来へ躍動する国際都市 おおた」をめざす大田区の職員として、常に世界を意識した広い視野をもって職務に取り組みます。
3 おもてなしの心をもって、最適のサービスを提供します。
区の職務が区民へのサービス提供であることを十分に認識して、やさしさと思いやりをもった応対を行います。
一人ひとりのニーズを相手の立場になって汲み取り、的確なサービスを迅速に提供します。
※大田区HPより引用
面接カード内容
面接カード
・これまでに力を入れて取り組んだことについて、あなた自身の行動を中心に具体的に記入してください。また、そこから得られたことも記入してください。
・大田区で働いてみたい職場の名称と、その職場でどのような仕事をしてみたいか、あなたの考えを理由欄に具体的に記入してください。
・あなたはどんなときにストレスを感じますか。またストレスを感じた場合の解消法を記入してください。
・あなたがチーム(組織)に貢献して成果をあげた経験があれば、その内容を具体的に記入してください。
・あなたが興味のある大田区の取組みと、その理由を記入してください。
・自己PR
履歴書
・現住所
・最寄り駅
・連絡先
・学歴
・職歴
・賞罰
・クラブ、サークル活動歴について記入
・ボランティア等地域の社会活動歴がある場合は記入
・インターンシップに参加したことがある場合はその内容について記入
・資格等
最頻出質問と模範解答集
大田区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。
しかし、一方で「大田区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。
そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました。
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載。
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。
関連ニュース【随時更新】
特ゼミ厳選の大田区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。
※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします※
新空港線(蒲蒲線)整備促進事業
①新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅から京急蒲田駅までを結び、沿線のまちづくりと地域活性化を目指しています。
②この計画により、羽田空港が渋谷・新宿・池袋や埼玉県方面と広域的な鉄道ネットワークで繋がり、東京の国際競争力が強化されることが期待されています。
③現在、事業化に向けた準備が進められており、令和4年に設立された羽田エアポートライン株式会社と連携して取り組んでいます。新空港線(蒲蒲線)整備促進事業より引用
町工場の共同受発注システムの運用
①大田区と区内の町工場は、2022年に共同受発注システムの運用を開始しました。
②このシステムは「仲間まわし」と呼ばれる分業手法をデジタル化し、依頼にかかる時間を9割減らすことを実現しました。
③さらに町工場間で受注情報を共有し、複雑な案件への対応力を向上させることも目標にしています。
建物被害認定調査モバイルシステム
①大田区は新たな建物被害認定調査モバイルシステムを導入し、首都直下地震などの災害時に迅速な調査とり災証明書発行を行い、被災者の生活再建を早められるよう取り組んでいます。
②このシステムは特別区で初めての導入となり、注目を集めました。
③また、システム導入により調査人員の縮減と調査方針決定の迅速化が可能となった点もポイントです。区の災害対策の取組状況についてより引用
南六郷創業支援施設(六郷BASE)
①南六郷創業支援施設は、大田区の「ものづくり技術」を活用し、新規創業や中小企業の新分野進出を促進するインキュベーション施設です。
②特別区では、ベンチャー企業の活力で社会課題を解決しようという動きが高まっています。
③特にこの施設は、創業希望者に活動の場を提供する事を目的としており、自治体として画期的な取組です。
「HANEDA GLOBAL WINGS」による地域活性化
①羽田空港跡地である「HANEDA GLOBAL WINGS」では、先端産業の発信による地域活性化効果を創出し、多様な人々が訪れるにぎわいのある拠点としてまちづくりが進んでいます。
②大田区のものづくりの特性を活かし、技術や先端産業、日本文化を発信する「新産業創造・発信拠点」の形成が目指されています。
③これらの取組みによるまちの魅力向上や、地域経済への波及効果が大いに期待されています。羽田空港のあるまちおおたより引用
水防拠点施設の整備・運用
①令和元年台風19号による大規模水害を受け、大田区では気候変動に伴う災害への対策を強化しています。
②区内各地区に水防活動拠点を整備し、水防態勢を強化していく方針です。
③特に新たに設立される大田区田園調布水防センターでは、遠隔操作による排水対策が可能となり、防災力の向上が期待されています。おおた区報より引用
※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。
隣接区との比較は必須
区面接では、大田区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。
それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。
最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、大田区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。