【文京区】区面接対策(2025年度受験者向け)

bunkyoku-kumensetsu 面接対策

文京区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!

(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)

基本情報

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基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。

順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。

●面積 11.29k㎡ 20位
●世帯数 ※1 129,110世帯 20位
●人口 ※1 232,790人 18位
・うち高齢人口 ※1 43,641人 20位
・高齢人口率 ※1 18.7% 19位
・うち外国人人口 ※1 14,105人 19位
・外国人人口率 ※1 6.1% 9位
・昼間人口 ※2 387,128人 16位
・夜間人口 ※2 240,069人 19位
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 1.61倍 6位
●予算 ※4 1,727億円 19位
●職員数 約2,100人 15位

※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。

基本構想

基本構想を貫く理念

(1)みんなが主役のまち

「文の京」自治基本条例に掲げる区民、地域活動団体、非営利活動団体、事業者などと対等の関係で協力し、協働・協治をさらに推し進めます。

そして、互いを尊重し合いながら、「文京区のあるべき姿(将来像)」の達成に向け、持てる力を存分に発揮できるまちを目指します。

(2)「文の京」らしさのあふれるまち

この基本構想においても、前基本構想で定義した「文の京」を、本区を表す象徴的な言葉として継承していきます。

今後もこれまで以上に、区民一人ひとりが文京区に住み、働き、学ぶことに深い愛着と強い誇りを持つとともに、区と区民を含む新たな公共の担い手と力を合わせて発展させていく自治のまちを目指します。

(3)だれもがいきいきと暮らせるまち

子ども、高齢者、障害者、外国人をはじめ、地域社会を構成するさまざまな人たちが人権を尊重し、互いの立場を思いやりながら行動するとともに、男女が性別にかかわりなく平等な立場で、社会のあらゆる分野へ参画することによって、一人ひとりが個性豊かにいきいきと暮らせるまちを目指します。

また、多様な生き方が選択・実現できるよう、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に向けて、積極的に取り組んでいきます。

将来都市像

歴史と文化と緑に育まれた、みんなが主役のまち「文の京」

これまで先人たちによって脈々と受け継がれ、区民の誇りの源泉ともいえる歴史・文化・緑を今後も引き続き大切に守り、活かしながら、多様な主体が対等なパートナーとして、ふれ合い、支え合い、助け合える、みんなが主役のまちづくりを浸透させていきます。

そして、あらゆる世代の区民が分け隔てなく、いつまでも、心豊かに、いきいきと、自分らしく暮らせる、さらに、未来へ誇りを持って継承できる「文の京」を創り上げていきます。

※文京区HPより引用

主要課題・将来展望

○「文の京」総合戦略の策定

文京区では、平成22(2010)年6月に策定した「文京区基本構想」の実現に向け、3期にわたる「文京区基本構想実施計画」に示した計画事業を着実に実施してきました。

一方、ライフスタイルの多様化やICTの進展、人口減少社会の到来等、社会環境の変化は著しく、様々な社会的要因による行政需要の変化に対し、自治体の対応力が求められています。

先を見通すことが難しい「変化の時代」において、将来にわたり持続可能で豊かな地域社会を構築していくためには、これまで以上に、迅速かつ柔軟に区政課題を解決していくことが不可欠となっています。

このような状況の中、基本構想が、計画期間である概ね10年を迎えたことから、令和2年(2020)年3月に、新たな区の最上位計画として「文の京」総合戦略を策定しました。

本戦略では、基本構想の根幹となる理念や将来都市像を、あらゆる分野の共通の指針として継承しつつ、区が解決すべき主要課題を明らかにし、4年後の目指す姿を見据えた、取組の方向性や事業のロードマップを示しています。

○課題解決型の区政運営

「文の京」総合戦略は、重要性・緊急性が高い優先課題を明らかにした「重点化計画」として、計画期間(4年間)で取り組むべき主要課題を掲げ、課題解決に向けた計画事業や年次計画を「戦略シート」で明らかにしています。

また、施策や事業の展開には絶えず検証を加え、予算編成との連動を図りながら、計画期間中であっても事業を柔軟に組み替えるなど、戦略的な事業展開を図っており、このたびの新型コロナウイルス感染症についても、感染症対策と社会経済活動の両立や、様々な社会変革にも柔軟に対応した、より効果的な施策等を示し、適切に取り組んでいきます。

これからも、SDGsやSociety5.0の視点も生かしながら、分野や領域を超えた柔軟な発想により、社会状況の変化に適応する課題解決型の区政運営を推進していきます。

※特別区職員ハンドブックより引用

主な主要課題

基本政策 主要課題(抜粋)
子どもたちに輝く未来をつなぐ ・妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援
・保育サービス量の拡充、保育の質の向上
・子どもの貧困対策
・新しい時代の「学力」向上 など
健康で安心な生活基盤の整備 ・介護サービス基盤の充実
・障害者の自立に向けた地域生活支援の充実
・区民の主体的な生活習慣の改善
・新型コロナウイルス感染症対策の推進 など
活力と魅力あふれるまちの創造 ・中小企業の企業力向上
・文化資源を活用した文化芸術の振興 など
文化的で豊かな共生社会の実現 ・地域コミュニティの活性化
・人権と多様性を尊重する社会の実現 など
環境の保全と快適で安全なまちづくり ・安全、安心で快適な公園等の整備
・地球温暖化対策の総合的な取組
・地域防災力の向上 など

※特別区職員ハンドブックより引用

求める人材

文京区が求める職員像

区民の期待どおりのサービス(区民満足)を、区民の期待以上のサービス(区民感動)に発展させていく姿勢
既成概念にとらわれず、新しい試みに果敢に挑戦し、区民と正面から向き合う姿勢

文京区が目指す職員像

課題に気づき解決に向けて自ら考え行動できる 改革志向の職員

職員として必要な6つの意識

1 「区民のために、区民とともに」の意識

区民サービスを向上するために、常に区民の視点で考え、一人一人の思いを真摯に受け止めて行動するという意識を持ち、更に区民、地域活動団体、NPO、事業者など多様な主体と地域の課題を共有し、解決に向け協働して取り組む姿勢が重要です。

2 危機管理意識

区民の生命・身体・財産等への被害や業務に対する支障を未然に回避し、防止することや、災害等の発生の際に被害を最小限に抑え、行動をとることは、職員に課せられている重要な責務です。

常に危機管理意識を養い、いざというときの対応力を高めておくことが肝心です。

3 人権を尊重する意識

人権保障の担い手として、あらゆる差別や偏見を排除し、誰もが差別されることなく、一人一人が尊重される社会の実現に努めていかなければなりません。

また、社会の変化により、新たに生まれる人権問題に対して関心を持ち、正しい知識と理解を深めることも求められています。

4 チャレンジ精神・自己成長の意識

現状に満足することなく、より高い目標を設定して取り組むことや、困難な課題にもチャレンジ精神を持って前向きに挑戦する姿勢は、改革志向を目指す職員にとって必要な要素です。

その実現のためには、あらゆる機会を利用して能力の向上を図り、自己成長するための努力を怠ってはなりません。

5 コスト意識

常に最少のコストで最大の効果を上げることを考え、限られた資源である時間・労力・経費の有効活用を進めることが重要です。

そのためには、業務改善や内部統制に基づくリスク対応の意識を常に持ち、手間の掛かる業務を効率化することや適正な業務執行を確保していくことが必要です。

6 互いが協力し合う意識

職員一人一人が互いに協力し合う意識を持ち、情報やアイデアの共有をすることは、円滑な業務遂行につながります。

日頃からチームワークを大切にし、活発なコミュニケーションを取り、相互に協力しやすい関係を築くことが重要です。

※文京区HPより引用

面接カード内容

※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください
・氏名
・就職後の住所 どちらか当てはまるものに〇印をしてください
現住所・転居予定()
(転居予定の場合は予定先をカッコ内に記入して下さい)
・文京区を希望した理由
(希望のなかった方は、「文京区に提示されての率直な感想」を記入してください)
・文京区に採用されたら、どのような仕事がしたいですか
※分野(別添資料を参照)に〇をし、理由を記入してください
企画制作、総務、区民、アカデミー推進、福祉、子ども家庭、保健衛生、都市計画、土木、資源環境、施設管理、教育推進、その他()
・その理由
・学生生活、職務経験(アルバイトを含む)、ボランティア活動などで力を入れて取り組み、それによって達成感があったと感じていることを教えてください
・その理由
・これまでの人生の中で最も有意義だった経験を教えてください
・その理由
・あなたの特技、資格、趣味、スポーツ等を記入してください
・義務教育終了後の学歴を記入してください
・職歴があれば記入してください
※アルバイト歴もあれば記入してください
・他の公務員試験や民間企業等の就職活動状況を記入してください
・自己PRを遠慮なく記入してください

最頻出質問と模範解答集

文京区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。

しかし、一方で「文京区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。

そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。

関連ニュース【随時更新】

特ゼミ厳選の文京区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。

※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします

外国人の避難の支援へ“通訳タブレット”導入

①文京区は災害時に外国人避難を支援するため、都内で初めて外国語通訳と直接つながるタブレットを導入しました。
②避難所で顔を見ながら通訳ができるシステムは、13カ国語に対応し、英語など5つの言語は24時間対応可能です。
③区はタブレットを区内36の避難所に配備し、避難訓練を行った後、実際の災害時に活用していく予定です。

映像通訳・手話通訳機能付きタブレット端末の配備より引用

学びの居場所架け橋計画

①文京区では、過度な学習圧力や受験プレッシャーによる不登校児童・生徒の増加に対応するため、指導員を配置し、NPOと連携したオンライン支援を進めています。
②新たな学びの居場所を提供し、児童・生徒と学校をつなぐ「架け橋」を目指して様々な取組を展開していく予定です。
③また、支援の効果検証を行い、後の政策形成に活用していきます。

令和5年度重点施策(追加・変更)についてより引用

区内店舗応援プロジェクト「文京ソコヂカラ」

①文京区では、コロナ禍で苦しむ事業者を応援するために立ち上げた紹介サイト「文京ソコヂカラ」を活用し、商店街の活性化を目指します。
②具体的な支援策として、販売力アップにつながるセミナーを実施し、商店会への加入促進や新規商店会設立を支援する体制を強化していきます。
③これらの取組は令和6年度で5年目になり、今後も支援を継続していく事が予定されています。

区内店舗応援プロジェクト「文京ソコヂカラ」より引用

区立図書館の電子機能拡充

①新しい生活様式に対応するため、文京区では非来館型の電子書籍サービスを拡充しています。
②これにより、障害がある方や高齢者など、紙の書籍を読むことが困難な方向けの読書環境が良好なものとなります。
③多様化する住民ニーズに適応した図書館の在り方を目指し、図書館機能の充実のために先端技術を活用していきます。

電子書籍サービスを活用しよう!より引用

脳の健康度測定(認知症検診事業)

①認知症の普及啓発のため、文京区では郵送による認知症セルフチェックを実施しています。
②希望者は「のうKNOW」デジタルツールを使ったテストを行い、医師からアドバイスを受けます。
③結果に応じて医療機関での受診や看護師による支援が提供され、適切な医療や介護、生活支援に繋げます。

脳の健康度測定(認知症検診事業)より引用

ドコモ・au・ソフトバンクと高齢者スマホ利用促進

①高齢者のスマートフォン利用を促進するために大手通信事業者三社と連携。
②高齢者のスマホ利用を支援する人材について共同で育成に取り組みます。
③三社と同時に協定を結ぶのは23区で初となります。

高齢者に関するお知らせより引用

※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。

隣接区との比較は必須

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区面接では、文京区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。

それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。

最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、文京区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。

千代田区

新宿区

台東区

豊島区

北区

荒川区