【千代田区】区面接対策(2024年度受験者向け)

chiyodaku-kumensetsu 面接対策

千代田区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!

(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)

基本情報

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基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。

順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。

●面積 11.66k㎡ 19位
●世帯数 ※1 39,382世帯 23位
●人口 ※1 68,856人 23位
・うち高齢人口 ※1 11,308人 23位
・高齢人口率 ※1 16.4% 22位
・うち外国人人口 ※1 3,958人 23位
・外国人人口率 ※1 5.7% 14位
・昼間人口 ※2 1,169,399人 2位
・夜間人口 ※2 66,680人 23位
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 17.54倍 1位
●予算 ※4 842億円 23位
●職員数 約1200人 23位

※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。

基本構想・主要課題

人口の増加や社会情勢の変化等により、区政に期待される役割はますます多様化しており、安心して暮らせる「豊かな地域社会」の実現に向け、さまざまな取り組みを加速させていく必要があります。

1.安全で安心できる、いつまでも住み働き続けられるまち

首都直下地震や集中豪雨などの自然災害発生等の懸念から区民の安全・安心に対する意識は以前に比べて、より高まっています。

そのため、区民の直接的な安全・安心を積極的に確保することはもとより、区民が安心して日常生活を送れるように、快適な生活環境を整えるための方策や区民が安心を実感できるような取組みを行います

2.福祉の心が通いあう、安心と支え合いのまち

高齢者人口については、引き続き増加する見通しであることから、高齢者が住み慣れた地域で、尊厳を保ち、いきいきと生活できるような取組みを行うほか、障害者の意思が尊重され、地域で自立して生活できるような取組みを行います。

また、今後も引き続き、子どもや子育て世帯は増加していくことが見込まれるため、安心して子育てができ、子どもたちが健やかに成長できるような取組みを行います。

3.心豊かに学び、文化を創り出すまち

文化・観光・教育等の各施策において、区民とともに千代田区の持つ人的・物的資源を最大限に活用し、都心の魅力を一層高めていけるような新たな取組みを行います。

4.人と人とのふれあいを大切にする、個性あふれるまち

千代田区の人口構成の変化や、マンション居住者の増加等により、地域のつながりの希薄化が懸念されます。

一方、人口構成が多様化しているため、こうした多様な主体の力を活かすことが地域のつながりを促進し、ひいては地域の課題解決につながります。

そのため、区内に働き、学ぶ、企業や学生などの力を有効に活用し、連携・協働していくことが重要であることから、今後はこうした主体との協働により、地域のつながりを強化していくための取組みを行います。

【地方との連携による共生社会の実現】

千代田区は、地方と、エネルギーや食料など経済活動・生活全般にわたって互いに支え合っていることから、お互いの強みを活かし、相互に補完し合い、さらに連携を強化していく必要があります。

地方との連携の推進にあたっては、行政間の連携に加え、民間主導の取組みへの参加または側面的な支援・関与等、産学官連携による地方との連携事業にも積極的に取り組んでいきます。

※特別区職員ハンドブックより引用

特徴的な施策

千代田区では、全国の自治体をリードする独創的で独自性のある施策を実施しています。

全国で初めて罰則付き路上喫煙禁止を盛り込んだ「生活環境条例」の制定

大都市圏では初となる「高校生医療費助成」の実施

都内で初となる、障害者が円滑に意思の疎通を図ることができるよう配慮する「障害者の意思疎通に関する条例」の制定

・高齢者からのさまざまな相談に対し、24時間365日対応を行うなど、高齢者を総合的に支援する施設「高齢者総合サポートセンター」の開設

全国的に珍しい二酸化炭素排出量の削減に関する数値目標を盛り込んだ「地球温暖化対策条例」の制定

・23区内で唯一の区立中高一貫校である「九段中等教育学校」の創設

全国初の幼保一元化園である「こども園」の創設

国の法律に先駆けて不正防止・透明性向上を図る「職員等公益通報制度」の創設

将来展望

千代田区は、日本の中心・東京の顔として世界や日本全体の社会情勢を見極めるとともに、地域固有のポテンシャルの活用、多様な主体による地域社会のつながりへの対処などの必要があり、今後も区政運営にあたっては、多角的・多面的に柔軟な対応をすることが求められています。

このような特徴を踏まえ、区民、企業とそこで働く人々、大学と学生、NPOやボランティアなど千代田区で活躍するさまざまな主体が、互いに認め合い、尊重しあう「共生」の理念を持った豊かな地域社会の実現をめざしています。

※特別区職員ハンドブックより引用

求める人材

歴史と伝統が息づくとともに、高度に都市化した地域特性を活かしながら、区民満足の得られる行政サービスを提供していくため、千代田区では、以下の人を求めています。

区民目線で考え行動できる人
プロの目と耳と心を研鑽できる人
固定観念にとらわれず時代の変化に柔軟に対応できる人
チャレンジ精神旺盛な人
高い倫理観を備え確固たる信念で使命・責任を全うできる人

※千代田区HPより引用

面接カード内容

※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください
・最寄りの交通機関~自宅までの経路(千代田区に通う場合の自宅、もしくは現住所の最寄り駅を記入して下さい)
・最終学歴から順に記入して下さい(中学校以上)
・職歴を最近のものから記入して下さい(アルバイトを含みます。)
・資格、免許(公的機関又はこれに準じた機関が認可、許可したもの)※自動車運転免許を含みます。
・他の公務員試験の受験状況(または民間企業等への就職活動の状況)
・趣味嗜好
・日頃行っている運動
・得意学科
・不得意学科
・校内外の諸活動
・健康状態
・自己啓発していること、目標に向かって努力していること
・長所
・短所
・千代田区を希望する動機
・区職員として希望する仕事及び就職するにあたっての心構え等

最頻出質問と模範解答集

千代田区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。

しかし、一方で「千代田区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。

そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。

関連ニュース【随時更新】

特ゼミ厳選の千代田区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。

※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします

認知症ケアパス

①千代田区が作成している「認知症ケアパス」が好評を博しています。
②認知症の状態に応じて、いつ・どこで・どういうサービスが利用できるかなどの情報を集約。
③認知症当事者の視点を盛り込んでおり、患者家族にとって役立つと評判です。

すぐに使えるサービスの一覧(認知症ケアパス)より引用

認知症早期支援

①品川区が「認知症の早期支援」に向けた独自の取組を始めました。
②地域の薬剤師に、認知症患者と行政・医療機関をつなぐ役割を担ってもらう取組です。
③薬剤師は、薬の飲み忘れなどから早い段階で認知症に気付けると言われています。

薬局薬剤師が行政・医療機関につなぐより引用

脱炭素社会実現に向けた連携協定

①再生可能エネルギーの調達を目的に3市町村と協定を締結しています。
②区内の再エネ設備は設置余地が限られるため、地方との連携を進めています。
③再エネの調達量を増やし、企業の脱炭素を後押しするのが狙いです。

「2050年 脱炭素社会実現に向けた連携協定」を締結より引用

地方の自治体との相互発展に向けた連携

①千代田区と福井県は、相互発展に向けた協定を結びました。
②この協定は、観光や災害時の支援などに関する「相互発展に向けた連携協定」です。
③区役所の一階で開催される福井フェアでは、特産品の販売も行われます。

千代田区の連携自治体より引用

ウォーカブルなまちづくりの検討

①コロナ禍により、都心への通勤・通学者や観光客が大幅に減少し、地域の活力が減退しています。
②そのため、千代田区は、街中でアートを展開することや、皇居外濠を親水空間にすることを通じて、エリア特性に応じた「人中心のまちづくり」を推進しています。
③道路などのパブリック空間を活用し、出会いや交流・活動の場を生み出して、ウォーカブルな街を目指しています。

ウォーカブルなまちづくりの検討より引用

景観まちづくりに関わる計画

①千代田区は平成10年に「千代田区景観まちづくり条例」を制定し、景観を大切にしたまちづくりを古くから推進してきました。
②令和元年度には、より一層の良好な景観形成に向けた方針や基準、一定の制限などを示す「千代田区景観まちづくり計画」の策定に取り組みました。
③令和2年度からは、屋外広告物に対して適切な景観誘導を図るために「屋外広告物景観ガイドライン」の策定を進めています。

景観まちづくりに関わる計画・ガイドライン等より引用

Yahoo出身者を副区長に

①千代田区は、新たな副区長としてYahooの小林聡史氏を起用することを決定しました。
②千代田区が注力する「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進」の分野における旗振り役として、民間企業経験者である同氏に対する期待が高まっています。

広報千代田より引用

※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。

隣接区との比較は必須

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区面接では、千代田区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。

それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。

最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、千代田区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。

中央区

港区

新宿区

文京区

台東区