葛飾区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!
(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)
基本情報
基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。
順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。
●面積 | 34.8k㎡ | 7位 |
●世帯数 ※1 | 250,111世帯 | 9位 |
●人口 ※1 | 467,922人 | 9位 |
・うち高齢人口 ※1 | 113,331人 | 8位 |
・高齢人口率 ※1 | 24.2% | 2位 |
・うち外国人人口 ※1 | 27,129人 | 9位 |
・外国人人口率 ※1 | 5.8% | 11位 |
・昼間人口 ※2 | 349,865人 | 17位 |
・夜間人口 ※2 | 453,093人 | 9位 |
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 | 0.77倍 | 20位 |
●予算 ※4 | 3,478円 | 8位 |
●職員数 | 約3,080人 | 8位 |
※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。
基本構想
基本構想の理念
1 人権・平和・多様性の尊重
全ての人々は、平和な社会の中で、安全で健康な生活を営み、個性を尊重され、誰もが持てる能力を十分に発揮し、その人らしい人生を全うする自由と平等を保障されなければなりません。
そのために、全ての人々が、平和を尊び、多様性を尊重することが個人にとっても組織や社会にとっても能力の発揮や価値の創造において重要であると認識し、互いの人権と個性を尊重し、協力し合い、支え合う、多様な可能性が開花する豊かな地域社会を構築していきます。
2 持続的な発展
本区が将来にわたって繁栄していくためには、年齢構成のバランスを取りながら人口総数を維持していくとともに、経済・社会・環境の統合的な向上を図っていかなければなりません。
経済的な豊かさに加え、心の豊かさや生活の質の面からも持続的な進化・発展を追求し、誰もが幸福を実感しながら安全・安心・快適に暮らし続けられる、真に豊かな地域社会を構築していきます。
3 協働によるまちづくり
地域の人々の発意と活力に満ちた地域社会を構築していくためには、そこに住み、働き、学び、憩う全ての人々が、まちづくりの主役として、共に取り組んでいかなければなりません。
地域に集う多様な主体が、互いの信頼と尊重の下、共に区の未来を考え、それぞれの得意とするところを活かしながら協働してまちづくりを進めていくことで、豊かな地域社会を構築していきます。
基本的な方向性
1 いつまでもいきいきと幸せに暮らせる、安全・安心なまち
2 子どもが元気に育ち、誰もが生涯にわたって成長し活躍できるまち
3 人や自然にやさしく、誰もが快適に暮らせる美しいまち
4 葛飾らしい文化や産業が輝く、笑顔とにぎわいあふれるまち
5 先進技術を最大限に活用し、洗練された質の高い生活を送れるまち
※葛飾区HPより引用
主要課題
平成25~令和4年度の10年間を計画期間とする基本計画では、「夢と誇りあるふるさと葛飾」の実現に向けて、「区民との協働」を、計画を貫く理念に掲げ、次の5つの主要課題に取り組んでいます。
(1)子どもが元気に育ち、豊かな人間力を育む環境づくり
子どもの健康維持・増進、子育て支援施設や教育環境の整備、教育内容の充実など、安心して子育てができ、子どもが健やかに育つ環境づくりを総合的に進めていきます。
(2)健康でともに支えあい、いきいき暮らせる地域社会づくり
区民がいつまでも健康でいきいきと暮らせるよう、健康づくりや介護予防、スポーツや生涯学習などへの取組みを支援していくとともに、高齢者や障害者住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、支えあう地域社会をつくっていきます。
(3)住み続けたいと思える、安全・安心なまちづくり
「災害に強いまちをつくります」「生活の安全を守ります」「地域における見守り体制を整備します」を柱に、区民・地域と力を合わせ、「住み続けたい」と思える、安全で安心して暮らせる地域社会の実現をめざします。
(4)葛飾の良さを活かした、魅力と活力あふれるまちづくり
下町情緒と人情味あふれる葛飾区の良さを活かし、人々が集う賑わい拠点の整備やそれらをつなぐ交通基盤の整備、地域の活気を生み出す産業の活性化や観光振興、文化振興などに取り組むことで、新たな魅力と活力を創造していきます。
(5)区民とともに築く、人にやさしく住みよいまちづくり
「ユニバーサルデザインの推進」「環境施策の推進」など、人と環境にやさしい快適なまちをつくっていきます。
※特別区職員ハンドブックより引用
将来展望
葛飾区の人口は、長期的には減少局面を迎えて高齢化が進行し、外国人住民も増加していくと見込まれます。
また、災害の激甚化、新たな感染症への対応、情報通信技術の進展など、葛飾区を取り巻く社会状況は大きく変化しています。
今後も葛飾区が持続的に発展し、誰もが幸福を実感しながら安全・安心・快適に暮らし続けられる豊かな地域社会を構築していくため、新たな基本構想の策定を進めるとともに、その実現に向けた基本計画・実施計画の策定を合わせて進めています。
新たな基本構想、基本計画等に基づき、SDGsが目指す経済・社会・環境のバランスの良い発展に向け、成長と成熟とが調和した持続可能なまちづくりを進めるとともに、あらゆる世代が住んでみたい・住続けたいと思えるまち・葛飾を創造していきます。
※特別区職員ハンドブックより引用
求める人材
職員がめざす姿(求める5つの職員像)
(1)「区民第一、現場第一」の意義を理解し、実践する職員
「区民第一」とは、区民のことを第一に考えて業務を進める姿勢を表しています。
また、「現場第一」とは、業務上、現場を見て初めてわかることや現場でしかわからないことが数多くあるため、より数多くの現場に行くなど、現場を重視し大切にする姿勢を表しています。
区政は、職員が現場で区民と直接対話をし、一つひとつ課題対応をすることの積み重ねで成り立っています。
現場での迅速かつ丁寧な対応を通じて、区民との信頼関係を深め、区民満足のさらなる向上につながるよう努めます。
(2)「仕事のスピードアップ」の意義を理解し、実践する職員
「仕事のスピードアップ」とは、窓口対応や申請手続き後の事務処理など、スピード感を持って業務を進めることを表しています。
スピード感のある対応を一つひとつ積み重ねていくことで、区民満足のさらなる向上につながるよう努めます。
(3)「おもてなし」の意義を理解し、実践する職員
「おもてなし」とは、おもてなしを受ける区民に心から喜んでもらうことで、区民と職員の双方が幸せになることを表しています。
そのためには、区民の期待以上の満足を与える気遣いや気働きによるおせっかいなくらいの対応が求められます。
このような対応を一つひとつ積み重ねていくことで、区民満足のさらなる向上につながるよう努めます。
(4)「業務改善」の意義を理解し、積極的に挑戦する職員
「業務改善」とは、職員一人ひとりが創意工夫を凝らし、それを職場で共有することにより、区民サービスの向上はもとより、仕事を簡素化・効率化することで職場に余裕を生み出すとともに、仕事や組織の課題、さらにはその解決策について知恵を出し合うことで、コミュニケーションが生まれ、ひいては職場の活性化に結びつくものです。
この業務改善に、職員一人ひとりがこれまで以上に積極的に挑戦することを求めます。
(5)「葛飾らしい協働」の意義を理解し、実践する職員
職員がより一層協働意識を高め、具体的に取り組むきっかけづくりとして、主管課以外の一般職員が業務として、イベントや事業などの現場に従事する機会を、全庁を挙げて拡充していきます。
このことを通じて、職員間の連帯意識の醸成をはじめ、職員としての基礎力の向上や「区民第一・現場第一」の基本姿勢を身につけること、また現場での区民との交流を通じた信頼関係の構築や区民満足のさらなる向上、さらには、職員として区への愛着や誇りを持つことなどにつなげていきます。
※葛飾区HPより引用
面接カード内容
・受験番号
・氏名
・年齢
・試験区分
・葛飾区職員に採用された場合、あなたの強みをどのように生かしていきたいですか
・これまでの学生生活や社会的活動を通じて、工夫し努力したことを教えてください
・最近、最も「心を動かされたこと」を教えてください
・葛飾区の地域特性を踏まえて、あなたは葛飾区をどのような「まち」にしていきたいですか
・資格、免許
・趣味、特技
・長所(※一言で表してください)
・短所(※一言で表してください)
・最新の就職活動状況
・就職歴(アルバイトを含む)を新しいものから順に記入してください
最頻出質問と模範解答集
葛飾区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。
しかし、一方で「葛飾区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。
そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました。
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載。
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。
関連ニュース【随時更新】
特ゼミ厳選の葛飾区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。
※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします※
人気YouTuberを観光大使に
①葛飾区は人気YouTuberグループのフィッシャーズを観光大使に任命しています。
②これまで地元葛飾区を盛り上げる活動を展開してきた彼らは、観光大使としてさらに地域の魅力を発信することを目指しています。
③若者に人気のあるYouTuberを起用する事で、若年層へのPRを狙っています。葛飾区のできごとより引用
『こち亀』を活用した観光まちづくり
①亀有地域では、『こち亀』を活用した観光まちづくりが進められ、地域の魅力向上に努めています。
②その一環として、亀有地域観光拠点施設(「こち亀」観光施設)の整備が計画されており、商店街振興や地域活性化を目指しています。
③この施設を通じて、地域や観光客に亀有の魅力をさらにPRする事を目標に事業が進められています。
「キャプテン翼」スタジアム建設
①葛飾区は、JR新小岩駅近くの運動場を取得し、1万5000人規模のサッカースタジアムを建設する方針を示しています。
②また、「キャプテン翼」をテーマにしたミュージアム建設も目指しており、同作品を通じた地域の活性化を目指しています。
③実現すれば、東京23区で初めて1万5000人以上を収容できるサッカー専用スタジアムが誕生します。首都圏ナビより引用
IT導入専門相談
①葛飾区では、中小企業のIT導入による経営改善支援のため、専門相談やセミナーを実施し、助成金を拡大しています。
②特に今年度は、中小企業診断士とコンサルティング会社によるIT導入アドバイザー業務支援を活用した相談を開始します。
③また、IT導入を促進するためのセミナーも実施されます。IT導入専門相談より引用
「花いっぱいのまちづくり」
①葛飾区は、専用HPを作成するなど、まちづくり政策として「かつしか花いっぱいのまちづくり」に力を入れています。
②区民の緑化意識を高め、緑と花を広める事業を展開し、住みやすいまちづくりを推進しています。
③また、区有施設に花の植栽を行い、公共空間を美化し、「フラワーメリーゴーランド」の設置数を増やす取組を続けています。
民間の屋内温水プールを活用した水泳指導
①近年、天候や熱中症対策の影響で計画的な水泳指導が困難になっています。
②学校プールのメンテナンスコストも、区の行財政運営の負担となっています。
③そこで葛飾区では、区総合スポーツセンターや民間の屋内温水プールを活用し、教員とインストラクターが協力して充実した水泳指導を実施する体制へ移行しています。
※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。
隣接区との比較は必須
区面接では、葛飾区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。
それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。
最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、葛飾区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。