【中野区】区面接対策(2024年度受験者向け)

nakanoku-kumensetsu 面接対策

中野区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!

(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)

基本情報

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基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。

順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。

●面積 15.59k㎡ 14位
●世帯数 ※1 215,111世帯 12位
●人口 ※1 338,800人 13位
・うち高齢人口 ※1 66,913人 12位
・高齢人口率 ※1 19.8% 14位
・うち外国人人口 ※1 21,599人 13位
・外国人人口率 ※1 6.4% 8位
・昼間人口 ※2 298,711人 20位
・夜間人口 ※2 344,880人 13位
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 0.87倍 15位
●予算 ※4 2,704億円 11位
●職員数 約2,170人 14位

※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。

基本構想

10年後に目指すまちの姿

(1)人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち

○ 多様性を生かし新たな価値を生み出します
国籍や文化、年齢、障害、性別、性自認や性的指向などにかかわらず、誰もが地域の一員として安心して暮らし、地域の特色や今までにない新たな価値が生まれています。

○ 地域愛と人のつながりを広げます
ライフスタイルや関心に応じて、場所や時間を選ばず気軽に地域で関わりを持てるような、ゆるやかなつながりが広がり、それぞれの個性を生かし、地域の課題を住民同士が協力しながら解決しています。

○ 遊び心あふれる文化芸術をまち全体に展開します
まち全体を舞台に、中野ならではの伝統・文化や豊かな発想から生まれる遊び心ある活動が広がり、誰もが身近に親しみ、表現できる環境が整うことで、多くの人々が訪れ、にぎわいにあふれています。

○ 地域経済活動を活性化させます
区内産業の持続的な発展や新たな企業の参入などにより、区民の生活をより豊かにする商品・サービスが生まれ、地域経済が活性化しています。
商店街は、多彩な社会的役割を果たしつつ、より魅力あるものとなっています。

○ 東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信します
都市機能が集積し、回遊性が向上した中野駅周辺は、多様な経済・文化活動が行われ、区全体を持続可能な活力あるまちへとけん引するとともに、東京23区の西部における新たな活力とにぎわいのシンボルとして、世界に発信されています。

(2)未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまち

○ 子どもの命と権利を守ります
子どもたちは、一人の人間として尊重されています。虐待の防止や学びの支援など、すべての子どもの命と権利を守る体制が整っています。

○ 社会の変化に対応した質の高い教育を実現します
良好な教育環境の中で、子どもたちは、自分と他者を大切にするとともに、より良く生きる力を身に付けています。
学校や幼稚園、保育園などの円滑な接続や交流が行われ、家庭や地域と連携し、協働しながら、特色のある教育が生まれています。

○ まち全体の子育ての力を高めます
様々な人や団体の活動の活性化により、まち全体の子育ての力が高まっています。
家庭の状況に応じた多様なサービスが提供され、安心して子どもを産み、育てられる体制が整っています。

○ 子育て世帯が住み続けたくなるまちをつくります
子どもと子育て家庭にとって快適な住まいや魅力的な空間・施設などが整備され、住み続けたいと思えるまちづくりが進んでいます。

○ 若者のチャレンジを支援します
若者は、幅広い交流や様々な活動の機会などを通じて、チャレンジしながら成長しています。
一人ひとりの課題の解決に向けて支える体制が整っています。

(3)誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまち

○ 人生100年時代を安心して過ごせる体制を構築します
高齢者が、地域のつながりやICTの活用による見守り・支えあいと、公的サービスをはじめとした包括的な介護・福祉サービスや医療に支えられるとともに、最期まで自分らしく生きることができるオール中野の体制が整っています。

○ 生涯現役で生き生きと活躍できる環境をつくります
いくつになっても、就労や趣味、社会貢献など、社会とのつながりを通じて、第2、第3の生きがいを見つけ、生涯現役で生き生きと活躍しています。

○ 誰一人取り残されることのない支援体制を構築します
障害や生活困窮、生活上の複合的な課題などを抱えている人が、適切な相談や支援につながり、誰一人取り残されることのない体制が整っています。

○ 誰もが自分らしく輝ける地域社会を形成します
障害や認知症の有無など本人が置かれている状況にかかわらず、個々の特性や強みを生かした就労や社会参画、様々な交流や活動などを通じて、自分らしく輝いています。

○ 生涯を通じて楽しく健康に過ごせる環境をつくります
中野で暮らすうちに自然と健康的なライフスタイルが身に付く環境が整うとともに、子どもから高齢者まで、自分が関心のある運動・スポーツや学びなどに楽しみながら取り組んでいます。

(4)安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまち

○ 災害に強く回復力のあるまちづくりを進めます
防災まちづくりの推進や地域の防災力の向上などにより、被害を最小限にとどめ、早急に復旧できる回復力のあるまちづくりが進んでいます。

○ 時代の変化に対応したまちづくりを進めます
地区の特性に応じたまちづくりや連続立体交差事業の進展などにより、駅周辺を核としたまちの安全性・快適性・利便性が向上し、時代の変化に対応したまちづくりが進んでいます。

○ 快適で魅力ある住環境をつくります
居心地が良く歩きたくなるまちなか、魅力ある公園、多様な移動環境などが整備され、快適で魅力ある住環境の形成が進んでいます。

○ 環境負荷の少ない持続可能なまちをつくります
環境負荷の少ないライフスタイルや緑化推進などが、区民の生活や企業活動に浸透し、脱炭素のまちづくりが進んでいます。

○ 安全・安心な生活環境と防犯まちづくりを進めます
関係機関・地域の連携により、犯罪や事件・事故がなく、良好な生活環境が保たれるとともに、区民の防犯、消費生活、感染症などに関する意識の高まりや、行動の変化が生まれ、安全・安心な暮らしが守られています。

基本構想を実現するために

○ 区民に信頼される対話と参加の区政を進めます

区民への積極的な情報提供と、十分な説明責任を果たし、区政への参加を促し、意思が適切に区政に反映される機会を充実するなど、対話の区政を進めます。

○ 職員力でまちの価値と地域の力を高めます

区職員は、地域に飛び出して、地域の抱える課題を見つけ出し、様々な主体との連携・協力により解決することで、ともにまちの価値と地域の力を高めます。

○ 持続可能な財政運営を進めます

自立した自治体として、安定的な財政基盤を構築していくために、最少の経費で最大の効果を挙げる持続可能な財政運営を基本とし、客観的な根拠に基づく政策形成を進めるとともに、選択と集中による最適な資源配分と、着実な財源の確保に努めます。

○ 社会の変化を見据えた質の高い行政サービスを提供します

不断の改善や改革を進め、組織横断的な課題にも柔軟に対応できる効果的・効率的な行政運営を実現するとともに、デジタル化を加速させながら、社会の変化を見据えた質の高い行政サービスをすべての人に迅速に提供します。

○ 危機の発生に備えた体制を強化します

自然災害や感染症などの危機の発生時においても区民の生命・健康・財産が守られるよう、リスク管理や危機管理を徹底し、区民生活に密着する行政サービスの提供を維持するための仕組みと機能を強化します。

※中野区HPより引用

主要課題・将来展望

(1)中野区を子育て先進区へ

「子育て第一の地域社会」の構築は、区が抱える最重要課題の一つです。
子育て世帯にとって、子育て支援サービスや教育の質は、極めて重要です。
保育園や児童館、乳幼児親子の居場所づくりや中高生の活動拠点の整備など、すべての子どもの学びと育ちを支えるまちづくりを目指します。

(2)安心して地域で暮らし続けられるまち、中野

中野区は、団塊の世代が後期高齢者に到達する令和7(2025)年以降、さらに高齢化率が上がっていきます。
地域のコミュニティの中核である町会などに加えて、NPO、ボランティア団体、民間事業者と行政が一体となって、高齢者をはじめ、子育て世帯や障害のある方など、支援が必要なすべての区民を見守り支えあうネットワークを構築し、だれもが安心して地域で暮らし続けられる中野のまちの実現を目指します。

(3)区民とともに進めるまちづくり

大きく変化する時代の中で、まちの活力を生み出していくためには、多くの区民の声を政策に反映し、まちの魅力の向上に取り組んでいくことが重要です。
中野のシンボルとなる中野駅新北口駅前エリア再整備をはじめとした中野駅周辺のまちづくりや、西武新宿線沿線の連続立体交差事業を契機とした地域まちづくりなど、区民の皆さんの声を活かしたまちづくりを進めていきます。

(4)区民と向き合う区役所

中野区は、自治基本条例を制定し、区民の区政への参加の権利を保障し、参加の仕組みを作っています。自治の原点である住民参加を促すため、政策形成にあたっては、政策立案から政策決定、政策実施、政策評価に至る過程を区民に検証可能な状態で公開し、区民が主体的に政策づくりに関与できる環境づくりを進め、対話の力を活かす区政の実現を目指します。

(5)安全・快適なまちづくり

いつ起きてもおかしくない災害に備えて、区民の生命・財産を守るため、区内の木造住宅密集地域の改善や区道における無電柱化の推進など、防災まちづくりを進めています。
さらに、大規模公園の整備、みどりのネットワークの形成、ユニバーサルデザインの推進などにより、長く住み続けられる、安全・快適な魅力ある都市を目指します。

※特別区職員ハンドブックより引用

求める人材

行政のプロとして自律的・主体的に区民へより高い価値を提供し、チーム力を向上させながら、信頼に応える仕事を進めている職員

【行政のプロとして】

■情報の収集
■継続的な学習
■本質の分析と計画
■解決に向けた行動

【自律的・主体的に】

■率先した取り組み
■他の職員をリードする取り組み

【区民へより高い価値を提供し】

■生活者・現場起点
■新しい価値の創造
■顧客への対応

【チーム力を向上させながら】

■協調性と協力
■対話重視のマネジメント
■育成の支援

【信頼に応える仕事を進めている】

■目標を意識した行動
■目標達成への執着心

※中野区HPより引用

面接カード内容

※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください
・学生生活(予備校等を含む)
・職歴(アルバイト等を含む)
・資格、免許等・就職活動状況(民間含む)
・自己PR(※長所、魅力等)
・今までに力を入れて取り組んだことを教えてください(複数回答可)。
※具体的なエピソード、苦労、成果など
・あなたが抱く中野区の取り組みや施策の魅力を3つ教えてください。
※区政の特徴的な事業、志望動機のきっかけとなったことなど
・中野区でやってみたいことを教えてください(複数回答可)。
※具体的な業務、事業、夢、目標など

最頻出質問と模範解答集

中野区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。

しかし、一方で「中野区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。

そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。

関連ニュース【随時更新】

特ゼミ厳選の中野区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。

※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします

ドローン実装に向けた公民連携の取組

①中野区は民間の研究所と連携し、建物外壁調査用ドローンの飛行実験を実施し、都市部で安全に運用できるように開発を進めています。
②ラインドローンシステムを使って、糸でドローンをつなぎ留めるなど、人混みに落ちる危険性を軽減する実験を行っています。
③中野区は、航空法改正に合わせて、人が密集する地域での目視外飛行「レベル4」を目指しています。

ドローンのレベル4実装に向けた公民連携の取組より引用

男子のHPVワクチン接種全額補助

①中野区は、男子のHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種費用を全額補助しています。
②当該ワクチンの接種には1回あたり約1万7000円の費用がかかっていました。
③男子を対象にしたこのような助成は、都内自治体では初めての取組です。

男子に対するHPV任意予防接種費用助成の実施より引用

中野ミューラルプロジェクト

①中野区は、「遊び心あふれる文化芸術のまち全体への展開」を目指し、民間事業者と連携してアートプロモーションを行っています。
②壁画制作事業「中野ミューラルプロジェクト」が先駆けとして進行中で、一流アーティストによる作品が区民や来訪者から好評を得ています。
③サブカルチャーの聖地として知られる中野区らしい文化芸術振興です。

中野ミューラルプロジェクトより引用

小中連携教育の推進

①中野区では平成25年度から全区立小・中学校で小中連携教育を実施しており、子どもたちが安心感と自信を持って中学校に進学できるようサポートしています。
②主な取組には、「オープンキャンパス」や「乗り入れ指導」などがあり、各中学校区では独自の活動も展開されています。
③中野区は、小・中学校の9年間を通じて切れ目のない教育を提供し、「学校大好き」「一人ひとりのよさが輝く」子どもたちを育てることを目指しています。

小中連携教育の推進より引用

ぐるなびと共同で返礼品開発

①中野区は、地域振興を目的にぐるなびと協定を締結しました。
②この協定に基づき、ふるさと納税の返礼品開発をぐるなびと共同で進めています。
③ぐるなびが持つ豊富な飲食に関する情報を活用することで、交流人口の増加や消費促進を目指しています。

区長の動きより引用

中野区防災リーダー事業

①中野区では、「中野区防災リーダー養成講座」を通じて地域の防災力向上を目指しています。
②防災リーダーは、防災活動の担い手として防災・減災に関する知識と技術を習得します。
③その後もフォローアップ講座で継続的な学びが行われ、地域の防災力向上に貢献しています。

中野区防災リーダー事業より引用

※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。

隣接区との比較は必須

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区面接では、中野区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。

それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。

最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、中野区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。

渋谷区

杉並区

練馬区