【杉並区】区面接対策(2025年度受験者向け)

suginamiku-kumensetsu 面接対策

杉並区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!

(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)

基本情報

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基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。

順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。

●面積 34.06k㎡ 8位
●世帯数 ※1 332,091世帯 6位
●人口 ※1 574,841人 6位
・うち高齢人口 ※1 120,485人 7位
・高齢人口率 ※1 21.0% 9位
・うち外国人人口 ※1 16,921人 16位
・外国人人口率 ※1 2.9% 22位
・昼間人口 ※2 450,008人 14位
・夜間人口 ※2 591,108人 6位
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 0.76倍 21位
●予算 ※4 3,364億円 9位
●職員数 約3,530人 6位

※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。

基本構想

3つの基本的理念

○認め合い 支え合う

様々な価値観を互いに認め合い、支え-支えられる地域社会をつくっていくことにより、地域で暮らす人たちが、誰一人として差別されず、取り残されない社会にしていきます。
「人生 100 年時代」を見据え、すべての区民が自らの人生を豊かに生きていくことができる社会を築いていきます。

○安全・安心のまち つながりで築く

首都直下地震や、気候変動に伴う大規模な自然災害に対応し、誰もが安全・安心に暮らし続けることができる環境を築くために、まちのつながり、人のつながりを大切にします。
区民、団体、企業、行政を含むこのまちに関わるすべてが主体となり、力を合わせて、まちの将来を築いていきます。

○次世代を育み 引き継ぐ

杉並の次代を担う子どもを地域社会全体で育んでいきます。
暮らしの基盤である、豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくため、地球規模の視野に立って一人ひとりが行動します。
わがまちの歴史を知り、まちに根付く文化や遺産、自治の歴史を継承し、このまちに誇りを感じながら暮らす人々を増やします。

目指すまちの姿

みどり豊かな 住まいのみやこ

「みやこ」という言葉には、「代表的なまち」や、「中央政府のある都市(首都)」という意味のほかに「何らかの特徴を持ち、人が集まり楽しく暮らせる土地」という意味があります。

杉並区を特徴づける「住宅都市」というイメージをさらに発展させ、区民とともに良好な環境を育み、住まいのまちとしての新たな価値を生み出していく、という意味合いを込め「住まいのみやこ」と表現しました。

分野ごとの将来像と取組の方向性

【防災・防犯】みんなでつくる、災害に強く、犯罪を生まないまち

■災害に強いまちの基盤づくり
■地域の防災対応力の強化
■防犯力を高める対策の充実

【まちづくり・地域産業 】多様な魅力と交流が生まれ、にぎわいのある快適なまち

■地域特性を生かした駅周辺まちづくり
■安全・安心で利便性の高い移動環境の創出
■魅力的で居心地の良い、出かけたくなるまちづくり
■にぎわいと活力を生み出す地域産業の振興

【環境・みどり】気候危機に立ち向かい、みどりあふれる良好な環境を将来につなぐまち

■気候変動の緩和策と適応策の推進
■資源循環型社会の実現に向けた対策の強化
■多面的な機能を生かしたグリーンインフラの整備
■持続可能な農地の保全
■多世代に向けた環境学習等による環境配慮行動の促進

【健康・医療】「人生 100 年時代」を自分らしく健やかに生きることができるまち

■「人生 100 年時代」を自分らしく健やかに生き抜くことができる仕組みづくり
■ICTを活用した医療情報・介護サービスの提供
■災害など非常時における地域医療体制の強化

【福祉・地域共生】すべての人が認め合い、支え・支えられながら共生するまち

■共生社会づくりに向けた共助の取組の推進
■多様な福祉基盤の整備
■人と人とがつながり孤立させないネットワークづくり

【子ども】すべての子どもが、自分らしく生きていくことができるまち

■子どもの命と権利を守る児童相談体制の強化
■子どもも親も、気軽に安心して過ごせる場所の整備
■子育てを地域社会で支える取組の充実

【学び】共に認め合い、みんなでつくる学びのまち

■ICTを活用した学校教育の質の向上
■学校・社会教育施設の活用を通じた学びの支援
■人と人との学びをつなぐ地域人材の活動支援

【文化・スポーツ】文化を育み継承し、スポーツに親しむことのできるまち

■文化・芸術活動の創造と発信
■歴史的文化資産や地域の伝統文化に親しむ取組の推進
■スポーツ環境の充実

※杉並区HPより引用

主要課題・将来展望

(1)新基本構想の策定

平成24(2012)年に策定した基本構想において、10年度の杉並区の将来像を「支えあい共につくる 安全で活力あるみどりの住宅都市 杉並」と定め、将来像の実現に向けて取り組んでいます。

現在の基本構想が令和3年度に終期を迎えることから、これまでの取組実績を踏まえるとともに、区政を取り巻く社会状況等の大きな変化を見据えて、令和4年度を始期とする新たな基本構想を策定しました。

(2)保育待機児童ゼロの継続と質の確保

杉並区は、これまで認可保育所を核とした施設整備等に取り組んだ結果、令和2(2020)年4月に、3年連続となる「待機児童ゼロ」を実現しました。

この待機児童ゼロの継続はもちろんのこと、「希望する全ての子どもが認可保育所に入所できる環境」を整えるため、認可保育所の整備率向上に取り組むとともに、保育の質の確保や多様な保育サービスの充実に向けて、引き続き取り組みます。

(3)自治体間連携の取組

杉並区では、東日本大震災を機に、災害時相互協定を締結している自治体間での相互の防災力向上を推進する取組として、自治体スクラム支援の仕組みを構築しています。

また、平成30(2018)年3月には、全国初となる自治体間連携による特養である「エクレシア南伊豆」を静岡県南伊豆町に開設しました。
少子高齢化の進展が進む中、「杉並区まち・ひと・しごと創生総合戦略」等に基づき、都市と地方の共存共栄に取り組んでいきます。

(4)区立施設の再編整備

杉並区は、多くの区立施設が更新時期を迎える中で、少子高齢化の進展や変化する区民ニーズに的確に応えていくために、区立施設再編整備計画を策定しています。

施設の複合化・多機能化を進めるほか、施設の長寿命化や施設・用地の有効活用、民間活力の活用など、区立施設の再編整備を計画的に推進していきます。

(5)首都直下地震等大規模災害への備え

今後、首都直下地震などの大災害が高い確率で発生することが予測されています。
杉並区では、平成28年度に独自に地震被害シミュレーションを行い、詳細な被害予測を行いました。

発災時の被害を最小限にするため、狭い道路の拡幅整備や耐震・不燃化の推進、感震ブレーカーの設置支援など防災・減災対策に取り組んでいます。

(6)行財政改革の推進

杉並区は、足元の行政需要に着実に対応するとともに、将来の行政需要にも迅速かつ的確に対応できるよう、「財政健全化と持続可能な財政運営を確保するためのルール」を定めています。

このルールでは、各基金の目的や性格に応じた積立目標の設定や、現金主義と発生主義の両面から財政の健全性を計ることができるようにするなど、健全な財政運営に努めています。

また、情報通信技術の飛躍的な発展を踏まえ、AI・RPA等の新たな技術を活用した取組みを行うなど、効率的で質の高い行政運営を推進しています。

※特別区職員ハンドブックより引用

求める人材

目指す職員像

主体的に意欲と能力を高め、新たな課題に挑戦していく職員

組織の目標を理解し、自ら目標を設定して新たなことに取り組むことで、自らの能力の向上に努め、キャリアアップを図る職員の育成に取り組みます。

目指す職場像

最高のチームワークで、区民の信頼に応える職場

職員が互いに教え合うことにより、職員全員が共に成長できる環境をつくり、そうした中で生まれた職員同士の深い絆のもとで、チーム一丸となって区民福祉の向上に取り組む職場づくりを推進します。

※杉並区HPより引用

面接カード内容

※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください
・公務員を志望する理由
・杉並区を志望する理由
・特別区以外の就職試験の状況(民間企業等の状況も記入)
・杉並区の職員として将来やりたい仕事とその理由
・長所
・短所
・特技、趣味
・自分を一言であらわすキャッチコピー
・自己PR
・パソコンの使用状況(パソコンをどの程度使用できるかを記入)
・現住所の最寄駅、杉並区役所までの片道所要時間
・就職後の住所(転居先が決まっている場合は住所、最寄駅、所要時間を記入)
・職員住宅への入居希望の有無(希望者全員が入れるとは限りません。採用内定後、再度希望調査します)

最頻出質問と模範解答集

杉並区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。

しかし、一方で「杉並区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。

そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。

関連ニュース【随時更新】

特ゼミ厳選の杉並区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。

※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします

低速小型電動車「グリーンスローモビリティ」

①杉並区は、低速小型電動車「グリーンスローモビリティ」の試乗会を実施するなど、高齢者らの移動支援を目指しています。
②狭い道路でも運行可能なこの車は、時速20キロメートル以下で公道を走行できます。
③試乗会を通じて、区民の利便性を体感してもらうなど、実証実験を継続しています。

グリーンスローモビリティの実証実験についてより引用

23区初の河川監視カメラ映像のリアルタイム配信

①杉並区では、大規模水害対策として23区で初めてIoT街路灯システムを活用し、河川映像のリアルタイム配信を開始しました。
②大規模水害発生時などに、区民はこれを避難判断の参考にできます。
③また、水害発生地域にセンサーを設置し、道路冠水状況を監視することで、迅速な対策を実施できるようになりました。

杉並区河川ライブカメラより引用

すぎなミーティングの開催

①杉並区では、区民と区長が直接意見交換する懇談会「すぎなミーティング」を開催。
②杉並区は住民参加が盛んで、こういった企画が多く実施されているのが大きな特徴です。
③行政課題を中心に、区長や参加者同士が共に考え、語り合い、区政への理解を深め、課題解決に向けたアイデアを交換するなどしています。

区民と区長の意見交換会より引用

移動支援事業

①屋外移動が困難な障害者向けの「移動支援事業」を充実させるため、多様なニーズに対応できる支援を実施しています。
②特に杉並区では、個々の状況に応じた支援が提供できるよう努めています。
③また、ガイドヘルパーの確保策を強化し、障害者が必要なときに利用できる環境を整えています。

移動支援事業より引用

「すぎなみ地域大学」

①すぎなみ地域大学は、地域活動に必要な知識と技術を学ぶ講座を開講し、協働の担い手として地域社会に貢献できる人材を育成しています。
②講座は多彩で実践的なカリキュラムが用意され、修了後は具体的な地域活動に参加できるようサポートされます。
③杉並区ではこの取組を通じて、地域の課題解決に向けた協働社会の基盤を作り上げています。

すぎなみ地域大学より引用

杉並子育て応援券

①「杉並子育て応援券」は、就学前の子供がいる家庭に発行され、一時保育や子育て相談などの有料サービスに利用できる券で、地域の子育て支援を目的としています。
②杉並区が登録基準を設け、基準を満たすサービスを提供する事業者に登録してもらい、利用者がサービスを自由に選択できる仕組みです。
③この取組により、地域における子育て支援の活動が広がっています。

子育て応援券より引用

※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。

隣接区との比較は必須

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区面接では、杉並区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。

それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。

最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、杉並区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。

渋谷区

中野区

練馬区