【荒川区】区面接対策(2025年度受験者向け)

arakawaku-kumensetsu 面接対策

荒川区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!

(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)

基本情報

arakawaku_kumensetsu_map18

基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。

順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。

●面積 10.16k㎡ 21位
●世帯数 ※1 122,213世帯 21位
●人口 ※1 219,813人 20位
・うち高齢人口 ※1 49,040人 17位
・高齢人口率 ※1 22.3% 5位
・うち外国人人口 ※1 21,493人 14位
・外国人人口率 ※1 9.8% 3位
・昼間人口 ※2 182,358人 23位
・夜間人口 ※2 217,475人 20位
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 0.84倍 17位
●予算 ※4 1,705億円 21位
●職員数 約1,780人 21位

※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。

基本構想

基本理念

・すべての区民の尊厳と生きがいの尊重

すべての区民の生命、人格、人権が尊重され、だれもが自由で多様な生き方を選択できるまちを目指します。

・区民の主体的なまちづくりへの参画

地域を愛し、人を思いやるあらかわの良さをよりどころに、自立した区民が、主体的にまちづくりに参画するまちを目指します。

・区民が誇れる郷土の実現

世界の中の荒川区という視点を持ち、あらかわらしさを生かしつつ、新たな区の魅力を創出して、区民が郷土に対する誇りと愛情を持つことができるまちを目指します。

将来像の実現に向けた区の取組

真の豊かさにつながる区民の幸福度の向上こそが区政の役割であるという考え方の下、GAH(グロス・アラカワ・ハッピネス=荒川区民総幸福度、)という尺度を区政に取り入れ、区民とのパートナーシップを大切にした区民に信頼される質の高い区政を推進していきます。

・区民の主体的な区政参画と連携強化

自立した区民が、主体的に自らのまちをつくり上げていくことを基本に、区政参画の仕組みづくりや参加機会の拡大を図り、区との連携を強化していきます。

・積極的な区政情報の発信と信頼される区政の推進

区民への説明責任を果たすため、区政情報を積極的に分かりやすく発信するとともに、情報技術の活用などにより区と区民との双方向のネットワークを構築していきます。

透明性の高い公正な区政運営を進めるとともに、区民のニーズに迅速かつ適切に対応する信頼される区役所づくりに努めていきます。

・目標の設定と管理による行財政運営の戦略的推進

「区政は区民を幸せにするシステムである」というドメイン(事業領域)の下、政策目標を明確に設定し、すべての事務事業を対象とした行政評価システムなどを実施することにより、成果を重視した戦略的な行財政運営を行っていきます。

先進的な施策や創意あふれる事業を展開することにより、区民サービスの向上や施策の充実を重視した新しい形の行政改革を不断に推進し、財政の健全化と効率的かつ効果的な区政の実現を図っていきます。

質の高い行政サービスを提供するため、職員の意識改革や意欲向上を促すとともに、能力開発を通じた人材育成を図っていきます。

※荒川区HPより引用

主要課題・将来展望

区の目指すべき将来像を「幸福実感都市あらかわ」として、物質的な豊かさや経済効率だけでなく、心の豊かさや人とのつながりを大切にした、区民一人ひとりが真に幸福を実感できるまちを目指し、次の課題に積極的に取り組んでいきます。

(1)生涯健康都市

区民が健康で充実した人生を送ることができるよう、「荒川区がん予防・健康づくりセンター」におけるがん検診の実施と啓発をはじめ、「あらかわ満点メニュー」「受動喫煙防止・禁煙対策」「糖尿病等重症化予防プログラム」「ジェネリック医薬品の利用」等を推進していきます。

また、高齢者が住み慣れた地域でいきいきと安心して暮らし続けることができるよう、「荒川ころばん体操」等の介護予防や生活支援の推進による地域包括ケアシステムの構築、障がい者の生活を支えるグループホーム等の整備や就労支援、手話の普及促進を図っていきます。

(2)子育て教育都市

全ての子育て家庭が安心して子育てができるよう、この10年間で2,300人を超える保育定員の拡大を行っていきました。

引き続き待機児童の解消に向けた取組みを推進するとともに、令和2(2020)年4月に開設した荒川区子ども家庭総合センター(児童相談所)をはじめ、子育てに関する相談体制の構築、子どもの貧困対策、在宅育児家庭への支援等を総合的に推進していきます。

教育分野では、先進的に取り組んできた「小中学校の英語教育」の充実や一人一台体制の「タブレットPC」の活用をさらに推進するとともに、各幼稚園・こども園・小・中学校の特徴を生かした「学校パワーアップ事業」や「学校図書館」のさらなる充実等、教育・学習環境の整備に努めていきます。

(3)産業革新都市

モノづくり産業を中心とした区内の産業集積を生かしつつ、新産業の創出や創業を支援するため、「MACCプロジェクト」等を推進するとともに、「あらかわ就労支援センター」を中核として就労促進を図り、企業支援と雇用確保の両面から地域産業の活性化を目指していきます。

また、地域コミュニティの中心である商店街の活性化や魅力ある個店づくりを推進するほか、ファッション関連の創業支援施設や工房等を備えた「ふらっとにっぽり」や地域の観光資源である日暮里繊維街、都電荒川線と沿線のバラ、あらかわ遊園、奥の細道矢立初めの地、ゆいの森あらかわ等を活用し、賑わいの創出に向けた取組みを推進していきます。

(4)環境先進都市

環境負担の少ない持続可能な社会の構築を目指し、区民・事業者・区それぞれが、家庭や職場での省エネルギー対策、ごみの減量化、資源回収と資源の有効活用に取り組んでいきます。

家庭や事業所における省エネルギー対策を推進する「エコ助成制度」や、「あらかわリサイクルセンター」における資源処理や環境教育の推進、商店街等と連携して食品ロスの削減を目指す「荒川もったいない大作戦」等を推進していきます。

また、町屋駅前を華やかなバラで埋め尽くす「あらかわバラの市」の開催や街なか花壇の設置等、花と緑による潤いと安らぎのある街づくりを進めていきます。

(5)文化創造都市

伝統文化の継承と新しい文化が調和する街を目指し、芸術文化団体や東京藝術大学との連携、「荒川区俳句のまち宣言」に基づく俳句文化の振興、「読書を愛するまち・あらかわ宣言」を踏まえた読書環境の整備・充実等を推進していきます。

また、障がい者スポーツの推進や子ども達のスポーツ活動の促進にも取り組んでいきます。

地域コミュニティの分野では、町会・自治会に対するさらなる支援や「荒川コミュニティカレッジ」による地域リーダーの育成、「ふれあい館」整備による拠点づくり等により、地域力の向上を図っていきます。

(6)安全安心都市

災害に強く、利便性の高い都市基盤の整備を進めるため、不燃化特区制度を活用した老朽建築物の建替えや除去の促進、全国的にも先駆的な取組みである河川や井戸水を活用した「永久水利施設」の整備による地域消火・送水ネットワーク体制の構築、中学校に創設されている「防災部」を始めとする「防災ジュニアリーダー」の育成、通電火災を防止するための「感震ブレーカー」等の普及事業のほか、駅前の市街地再開発を着実に推進していきます。

また、治安のさらなる向上を図るため特殊詐欺対策を始めとする防犯活動や自転車事故の防止を始めとする交通安全対策の充実を図っていきます。

※特別区職員ハンドブックより引用

求める人材

求める職員像

「区民の幸せを実現する仕事」に、高い価値観を感じる。

広い視野と長期的展望を持ち、区民が求めていることを敏感に察知する。

困難を恐れず、新たな課題に果敢にチャレンジする。

区民の信頼と期待に応えていくために、常に行動を律し自らを磨き続ける。

自らを磨く

『区民の幸せを実現する仕事』に高い価値を感じる。
広い視野と長期的展望を持ち、区民が求めていることを敏感に察知する。困難を恐れず、新たな課題に果敢にチャレンジする。

これらは、荒川区が区民の期待に応えていくために、私たち職員がこうあってほしい姿を描いた『職員像』の中の3つです。

そして4番目には、「常に行動を律し自らを磨き続ける」と謳っています。

区民のために、そして自らのために、常に学び続け自らに磨きをかけること、このことは、私たちに課せられた義務でもあり、また素晴らしい権利でもあるのです。

荒川区では、「区民を幸せにする」区政を担う職員は、区の宝「人財」であると考えており、区政をよりよくしたいという志を抱く職員の能力を高めることに力を入れています。

自治体職員としてスキルアップするための豊富なカリキュラムを用意し、職員を全力でサポートしています!
ぜひ、「自らを磨き上げチャレンジする」素晴らしさを体験してください。

※荒川区HPより引用

面接カード内容

※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください

・氏名
・生年月日
・現住所
・連絡先
・学歴、職歴(パート・アルバイト等含む)
・免許、資格
・志望動機 6行
・得意な科目又は研究課題 6行
・趣味、特技(スポーツ・クラブ活動・文化活動など) 6行
・最近関心をもったこと 6行
・長所、短所 6行
・併願状況(民間企業を含む)

最頻出質問と模範解答集

荒川区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。

しかし、一方で「荒川区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。

そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。

関連ニュース【随時更新】

特ゼミ厳選の荒川区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。

※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします

空き家利活用プラットフォーム

①荒川区では空き家の活用を推進するための会議体を発足させ、利用価値がある空き家と事業者のマッチングを行っています。
②その結果、空き家だった元洋品店が地域の人々が集まるパン屋になるなど、活用実績が上がってきています。
③また、町屋・尾久地区ではエリアリノベーションによる地域活性化を目指し、連鎖的な空き家活用に取り組んでいます。

荒川区空家利活用事業についてより引用

23区唯一の区営遊園地「あらかわ遊園」

①東京23区で唯一の区営遊園地は、大正11年(1922)に開園され、昭和25年(1950)に再開された後、平成3年(1991)に全面改修されました。
②園内には様々なエリアがあり、「日本一遅いコースター」や動物と触れ合える広場など、幅広い層の人々が楽しめます。
③令和4年にリニューアルオープンし、入口付近の「いこいの広場」では、都電荒川線6000形車両の最後の1台である6152号車が展示されています。

あらかわ遊園より引用

荒川区民総幸福度

①荒川区は、独自の指標「荒川区民総幸福度(グロスアラカワハッピネス:GAH)」を用いて区政を運営し、幸福実感都市の実現を目指しています。
②物質的な豊かさだけではなく、住民の幸福度を重視する考え方は、近年世界中で注目されており、荒川区の取組は先駆的存在となっています。
③これにより、誰もが幸せを実感できるまちを目指しています。

RILAC 荒川区自治総合研究所より引用

永久水利施設の整備と消火・送水ネットワークの拡充

①荒川区では、震災時にも枯渇しない永久水利施設を町屋地区に整備して、防災の重要性に取り組んでいます。
②この施設を拠点に、複数の防災区民組織や中学校防災部、消防団と連携し、消火・送水ネットワーク体制を強化しています。
③これにより、地域の防災力を向上させることを目指しています。

荒川区永久水利施設整備活用推進本部設置要綱より引用

ふらっとにっぽり(日暮里地域活性化施設)

①日暮里は繊維のまちで、ファッション関連事業と学生で賑わっています。
②令和3年度には、日暮里繊維街に地域活性化施設「ふらっとにっぽり」が開設されました。
③この施設を活用して、地域とのコラボレーション企画によりさらなる活気を生み出すとともに、創業支援施設の卒業生が事業を展開できるよう、賃料の補助を行っています。

ふらっとにっぽり(日暮里地域活性化施設)より引用

※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。

隣接区との比較は必須

arakawaku_kumensetsu_map18

区面接では、荒川区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。

それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。

最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、荒川区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。

文京区

台東区

墨田区

北区

足立区

葛飾区