台東区の基本構想・区の課題・求める人材・面接カードの内容等についてまとめました。
特ゼミ厳選の関連ニュースは随時更新していきます。
区面接までに必ず確認しておきましょう!
(区ホームページ、特別区職員ハンドブック、合格者からの情報等を元に最新情報を掲載しています。)
基本情報
基本として覚えておくべき情報を掲載しています。
「全部覚えられない…」という人は、大まかな数値や順位だけでも覚えておきましょう。
順位は、23区中の順位を示しています。
各データの算出方法等については、表下の※をご確認ください。
●面積 | 10.11k㎡ | 23位 |
●世帯数 ※1 | 134,605世帯 | 19位 |
●人口 ※1 | 213,486人 | 21位 |
・うち高齢人口 ※1 | 44,670人 | 19位 |
・高齢人口率 ※1 | 20.9% | 10位 |
・うち外国人人口 ※1 | 18,663人 | 15位 |
・外国人人口率 ※1 | 8.7% | 4位 |
・昼間人口 ※2 | 322,438人 | 18位 |
・夜間人口 ※2 | 211,444人 | 21位 |
・昼夜間人口比率(倍率) ※3 | 1.52倍 | 7位 |
●予算 ※4 | 1,720億円 | 20位 |
●職員数 | 約1,940人 | 19位 |
※1 令和6年4月1日時点の数値です。
※2 令和2年(最新)の国勢調査の調査結果より引用しています。
※3 特別区協議会の算出方法に基づいて計算し、小数点第三位を四捨五入しています。
※4 令和6年度の当初予算です。一般会計と特別会計をすべて含めた全会計です。億より下の位は切り捨てています。
基本構想
将来像
世界に輝く ひと まち たいとう
住む人、働く人、訪れる人、すべての人々は、安全安心で多様性が尊重された社会の中で、希望と活力にあふれ、いきいきと活躍しています。
長い間、積み重ねられてきた歴史や、まちに息づく多彩で粋な文化は、台東区を輝かせる光として、人々の誇りや憧れであり続けています。
台東区は、「ひと」も「まち」も輝くことで、世界中の人々を惹きつけ、ともに更なる活力と魅力を生み出す「世界に輝く ひと まち たいとう」の実現を目指します。
基本目標・主要課題
1 あらゆる世代が生涯にわたって成長し輝くまちの実現
子供は輝かしい未来への希望であり、子供達の健やかな成長は、人々の切なる願いです。
台東区には、支え合いや助け合いという、古くから培ってきた地域の力があり、これまでも家庭や地域が一体となって子供の成長を支えてきました。
台東区はこうした力を活かして、子供達が笑顔にあふれ、のびのびと育ち、地域全体でその成長を温かく見守るまちを実現します。
また、世界に飛躍し未来を創造する子供を育むため、まち全体を人が成長するための環境として捉え、豊かな文化や歴史、伝統などを活かした教育を推進しています。
台東区は、こうしたかけがえのない財産を活かし、学校、家庭、地域の信頼と支え合いの中で、未来を担う子供達が、多様化・国際化する変化の激しい社会に対応し、創造性豊かに、たくましく生きる力を身に付けられる教育を推進します。
さらに、台東区には、数多くの文化施設や学術・教育機関などが集積し、人が生涯にわたって学ぶための環境が整っています。
また、互いに学び、支え合い、高め合える地域社会を築くための土壌があります。
台東区はこれらを最大限に活用して、学んだ成果を社会に活かし、生涯にわたって誰もが生きがいのある心豊かな生活を享受できるまちを実現します。
子供から高齢者まで、人は、いくつになっても、豊かな人間性を養い、心身ともに健やかに成長することができます。
台東区は、家庭や学校、地域と一体となって、区民が成長していくための多様な機会を創出していきます。
そして「あらゆる世代が生涯にわたって成長し輝くまち」を実現します。
2 いつまでも健やかに自分らしく暮らせるまちの実現
台東区は、地域組織力の強さを背景に、地域における自主的な健康づくりと支え合いを推進しています。
健康であることは、いきいきとした豊かな生活を送る礎であり、人々の願いでもあります。
台東区は、区民や地域と一体となって、生活の質の向上と健康寿命の延伸を目指し、誰もが安心して、健やかに過ごせるまちを実現します。
また、台東区には、困ったことがあれば皆で助け合う地域性が古くからあります。
地域で互いに支え合い、つながりを大切にすることは、誰もが住み慣れた地域でいきいきと安心して暮らし続けていくために必要不可欠なことです。
台東区は、地域と連携して、区民一人ひとりの尊厳を守るとともに、誰もが社会の大切な一員として生きがいを持って活躍し、自分らしい生活を営める環境を創出していきます。
医療や福祉などの社会保障は、生活の豊かさの基礎をなすものです。
また、「健康で長生きをしたい」という思いは、すべての人々が持つ願いです。
台東区は、医療や介護が必要となった場合でも、区民が安心して生活を送ることができるよう、保健、医療、福祉サービスを相互に連携させて、ニーズに応じた適切なサービスを提供していきます。
そして、「いつまでも健やかに自分らしく暮らせるまち」を実現します。
3 活力にあふれ多彩な魅力が輝くまちの実現
台東区は、名所や旧跡の数々を擁し、まちや日々の暮らしの中に、江戸の粋と人情、歴史と文化が息づいています。
幾多の先人たちによって、今日まで築き上げられた、多彩で粋な文化は、区民の誇りであり、このまちを成長・発展させてきた力の源です。
台東区は、文化の力を最大限に活かして、人々の心豊かな生活を実現し、まちの魅力と活力を向上させます。
また、古くから商工業の中心地の一つとして栄え発展してきた台東区に、今なお集積する多種多様な産業は、このまちの個性と魅力です。
産業の振興は、まちに活力を生みだすとともに、区民生活の向上につながります。
台東区は、企業の持続的な成長と、多種多様な産業の集積を一層向上させて区内産業の更なる振興を図ります。
さらに、豊富な地域資源、四季折々の行事などの多彩な魅力により、台東区には世界中から多くの人々が訪れています。
観光は、地域の賑わいの創出や、地域経済の活性化に大きな役割を果たします。
台東区は、世界に冠たる観光都市として、世界中の人々を惹きつけるとともに、区民との相互理解を促進させて、誰もが満足し、持続的に発展し続ける質の高い観光地を形成します。
そして、観光の力を活かし、区民生活の更なる向上を図ります。
世界中から多様な人々が訪れる台東区では、長い歴史と伝統に裏打ちされた文化や産業が、新たな感性と出会うことで、新しい魅力が生まれ、まちの輝きが増しています。
そして、その輝きがまちの繁栄を確固たるものとします。
台東区は、文化と産業、そして観光の力を連動させて、その力を最大限に高め、輝かしい未来への創造につなげていくことで、「活力にあふれ多彩な魅力が輝くまち」を実現します。
4 誰もが誇りや憧れを抱く安全安心で快適なまちの実現
台東区には、今なお歴史を感じる街並みや、緑・水辺といった自然など、数多くの地域資源が存在し、時代の流れとともに、それぞれの地域が独自の輝きをもって成長してきました。
台東区は、こうした地域ごとの特色を活かして、個性豊かな街並みや、まちの活力を創出していきます。
また、台東区には、豊かな人情と温もり、支え合いを基調とする地域性が今日まで引き継がれ、災害や犯罪に強いまちを築くための土壌があります。
台東区は、こうした強みを活かしながら、地震・水害をはじめとする災害や犯罪の危険から、区民や来街者の生命と財産を守り、まちの安全安心を確保していきます。
さらに、隅田川や上野の山といった自然は、人々に安らぎや癒しを与えます。
こうした自然を未来に引き継ぐとともに、環境負荷の少ない社会を構築していくことは、現代に生きる私たちの使命であります。
台東区は、地球環境に優しい社会への転換を一層進め、区内の自然を次世代へ継承し、誰もが住みよい、快適で潤いのある都市環境を創出していきます。
住む人、働く人、訪れる人にとって魅力のある持続可能なまちにするためには、長い歴史の中で育んできた地域の資源を活かして、個性豊かな街並みやまちの活力を創出するとともに、誰もが安全安心で快適に過ごすことができる環境を整えていくことが必要です。
台東区は「住みたい」、「働きたい」、「訪れたい」と思えるまちづくりに取り組み、「誰もが誇りや憧れを抱く安全安心で快適なまち」を実現します。
※台東区HPより引用
将来展望
多様な主体と連携した区政運営の推進
「世界に輝く ひと まち たいとう」の実現を図っていくためには、4つの基本目標を着実に達成していく必要があります。
そのためには、平和で、多様な人々が活躍できる地域社会を築き上げ、区民や地域で活動する団体、国内外の都市や地域など多様な主体と協働・連携していくほか、持続可能な行財政運営に取り組んでいくことが重要です。
そこで、区政運営の基盤となる考え方を以下のとおり定め、将来像の実現に向けて取り組んでいきます。
平和と多様性の尊重
世界の恒久平和は人類共通の願いであり、平和は都市の繁栄と豊かさの礎となるものです。
台東区は平和な社会を次の世代に確実に引き継いでいくために、恒久平和の実現に向けて取り組んでいきます。
そして、年齢、性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、すべての人々の人権が尊重され、いきいきと生活し、多様な人々が様々な場面で活躍できる地域社会を構築していきます。
パートナーシップの促進
支え合いを基調とする地域性を活かして、区民や町会のほか、NPOや企業など、多様な主体間の協働や、それらと行政とのパートナーシップを確立し、地域の活性化や課題解決に取り組んでいきます。
国内外の都市・地域との連携
国や東京都をはじめ、他の自治体とも連携しながら、災害対策などの様々な課題に取り組んでいきます。
また、将来にわたり、台東区が活力ある地域社会を維持し、更なる発展を遂げていくために、国内外の都市や地域との連携・交流を深め、互いの魅力を高め合いながら、共存・共栄を図っていきます。
持続可能な行財政運営
将来を見通した総合的な計画に基づき、社会経済状況の変化や、行財政制度の変革を見据えながら、区政を展開していきます。
また、柔軟な組織運営や先端技術の活用のほか、教育、福祉、産業、まちづくりといった各分野の取り組みの連携などにより、効果的・効率的で、持続可能な行財政運営を推進していきます。
※特別区職員ハンドブックより引用
求める人材
「区民を愛し区民に愛され愛すべき台東区を創る職員」
①おもてなしの心をもち、区民の想いに応える職員
②努力を惜しまず、自らを高め続ける職員
③仲間とともに成長し、組織力の向上に貢献する職員
④にぎわいのまち台東区を、区民とともに育む職員
面接カード内容
※年度によって変わる可能性がありますのでご注意ください※
面接カード
・特別区の中で、台東区はあなたの志望区でしたか。「はい」の場合は、台東区を志望した理由を記入してください。
・最近、関心を持った事はどんな事ですか。
・ボランティアの経験はありますか。ある場合、それはどんな活動ですか。
・特別区の他に、採用試験を受けている自治体や民間会社等がありましたら、その名称と現在の状況を記入してください。(例:内定、1次合格、2次結果待ち)
・パソコン(ワード、エクセル等)の操作はできますか。
履歴書
・現住所
・連絡先
・学歴
・職歴
・資格免許
・卒業論文または卒業研究がある場合はそのテーマ(無い場合は、学生時代に取り組んできたこと)
・区職員として将来やりたい仕事
・趣味、特技
・あなたの長所短所
最頻出質問と模範解答集
台東区の区面接は、最終合格後に提出することになる面接カードの内容に沿う形で質問が行われます。
カードの内容が一人ひとり異なる以上、ベストな解答も人によって異なるはず。
そのため、「万人に当てはまる解答」は存在しません。
しかし、一方で「台東区に内定した人がどんな解答をしたのか知りたい」「参考になるような見本が欲しい…」という受験生も少なくないでしょう。
そんな受験生の声に応えるため、最頻出の質問に絞ったうえで、内定者の解答を模範として示すことにしました。
また、それだけでなく、解答にあたっての「ワンポイントアドバイス」を全ての質問について掲載。
これを参考にすることで、あなたの面接力は圧倒的に高まるでしょう。
関連ニュース【随時更新】
特ゼミ厳選の台東区に関するニュース(取組・政策)を随時更新しています。
論文や面接のネタとして使えるものを載せているので、ひと通り目を通しておきましょう。
※一定期間後に掲載元のリンクが切れる場合があるため、早めに内容を確認することをオススメします※
ワーク・ライフ・バランス推進企業認定制度
①台東区では、ワーク・ライフ・バランスに取り組む中小企業を「ワーク・ライフ・バランス推進企業」として認定し、その取組をサポートしています。
②認定対象は子育て支援、働きやすい職場づくり、そして介護支援の3分野です。
③認定企業はPRや中小企業融資あっせんなどを通じて応援されます。
食の多様性対応マップ
①台東区は、ハラル認証取得店やビーガン・ベジタリアン対応飲食店の情報を表示したデジタルマップを公開しています。
②これは国内の外国人住民や、外国人観光客の利便性・満足度向上を目的にしています。
③マップは英語と日本語で表記され、区のウェブサイトから気軽にダウンロード可能です。
区立図書館へのオーディオブックの導入
①台東区では全公共図書館でオーディオブック配信サービスが利用可能となっています。
②図書館ホームページから蔵書検索ができ、PCやスマートフォンでいつでもどこでも聴くことができます。
③図書館の利用登録のある区民なら気軽に利用可能で、大幅に利便性が向上しています。オーディオブックより引用
世界文化遺産継承
①台東区は美術館や博物館が豊富で、特に世界文化遺産に登録された国立西洋美術館が有名です。
②令和3年度は、世界文化遺産登録から5年目の節目という事で記念事業を実施しました。
③このように、区民が世界文化遺産の価値を理解し、次世代への継承すると共に、地域文化への愛着を促しています。国立西洋美術館世界文化遺産継承より引用
※各区ごとの最新の取組・政策は下記の記事でご覧いただけます。
隣接区との比較は必須
区面接では、台東区以外のことも聞かれます。
特によく聞かれるのが「隣接区との比較」ですね。
地域特性が似通っている隣接区について、「ウチの区とどういうところが似ていると思いますか?」などの質問がよく聞かれます。
それ以外にも、「一番大きな違いはどんなところが挙げられますか?」など、しっかりと各区の比較を行っているかどうかを確認するような質問も見受けられます。
隣接区との比較ができていないと、志望度が低い受験生と判断され、区面接で落とされてしまいます。
最悪の場合、採用漏れにもなりかねません。
そのようなことにならないよう、隣接区との比較をきちんと行うことが大切です。
下記のリンクから、台東区の隣接区についても情報収集を行っておきましょう。